「ポストの中身が盗まれて、開封済みの封筒だけ落ちていた」狙いはコミケ関連書類? 盗難事件の体験談を漫画化
ポストは施錠のうえマメに整理を。
郵便受けを整理せずにいたら、ある日中身が全てなくなっていた――そんな気味の悪い体験談が注目を集めています。投稿主は漫画家のさふぁ太(@sarfatation)さん。コミケ運営からの書類まで持ち去られていたと判明し、漫画化して注意喚起しています。
問題が起きたのは、マンションの屋外に設置された集合ポスト。さふぁ太さんは普段、数日に1回程度のペースで確認していたそうです。必要な書類のみを回収し、やたら多い広告類はそのまま。そんなある日、ポストの中身がごっそりなくなっていたといいます。
あたりを見回すと、地面に前日にはなかったはずの封筒が。手に取って確認すると、コミケの運営から自分に宛てられた手紙でした。中身こそ抜き取られていなかったものの、雑に開封済み。何者かによってポストがあさられたことが明白になりました。
中の書類は混雑が予想されるサークルに届く、冬コミの販売計画書でした。本来は部数や搬入計画等を記して返送するよう求められるものですが、さふぁ太さんが拾った時点で返送期限は既に経過。つまり、かなり前に何者かが持ち去り、最近になって捨てたということになります。
他の作家さんと相談したところ、コミケをよく知る人が運営の送った封筒を他人のポストで発見し、中身のサークルチケットを盗むことがたまにあるのだとか。だとすると、さふぁ太さんのケースは「サークルチケット目当ての犯人が、あてが外れて封書を捨てた」とも推理できますが、「犯人が封書を一定期間握っていた」理由が分かりませんし、真相はまるで見えません。
さふぁ太さんはコミケ準備会に事情を説明し、販売計画書の件を相談。その後、「販売計画書は今からでも送ってくれると助かる」と連絡を受けたとのことです。また、管理会社や大家とも話した結果、防犯体制の強化が検討されることになりました。現時点でできる対策としてポストは施錠し、警察とも相談しているそうです。
今のところ致命的な被害は確認されていないものの、誰が何の目的で書類を持ち去ったのかなど、不可解な点が多すぎるこの事件。あて名の出展スペースなどから、個人情報が知られた可能性もありますし、もっと重要な書類で同じことが起きていたと思うと恐ろしく、さふぁ太さんは「とにかく気味が悪いのひと言」と述べています。
ツイートにはさふぁ太さんを気遣う声や、「落選者に送られる参加費返金払い戻し用紙を狙う手口では?」といった推理、サークルチケットを盗まれた経験談など、さまざまな反応が寄せられました。また、「たまったチラシを放置していると、ポストをあまり確認しない人と認識されて狙われやすくなる」といった指摘も。ポストは盗難から防ぎにくい点もありますし、できる限りマメにチェックするしかなさそうです。
関連記事
「ぼくもう殺人事件に関わりたくないんだ!」 名探偵の息子として生まれた子どもの日常漫画が穏やかじゃない
事件を引き付ける名探偵の子どもとして生まれた性。今も思い出して「怖っ」 子どもの頃の思い出漫画に「足が痛くなってきた気がする」「ヒエッ……」と恐怖する声
街には意外と危険(尖ったもの)が潜んでるんだよね。「Wi-Fiつけないで2時間動画みてもうた!!」 1コマ漫画「ほんとにあった怖い話」が怪奇現象無関係で本当に怖い
そして絵をよ~く見ると、やっぱり普通に怖い。「子連れでも気軽に電車に乗りたい」 電車での殺伐とした出来事を描いた実話漫画に反響
思い出そう、ぼくらはみんな子どもだった。飼い主「もっと早く気付けていれば……」 失明した愛猫の実話漫画に「たくさんの人に知ってほしい」の声上がる
大事な家族の健康のために。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.