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「どこ向かってんの?」「働かなくてよくなるところ」 知人のマルチ勧誘に捕まった実録漫画が怖い

私は大丈夫とか他人事だと笑ってはいられない。

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※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 自分には縁がないと思っていても、突然直面するのがマルチ商法の勧誘。漫画家の弾正よしかげ(@necoguruma3)さんが19歳のときにマルチ勧誘から逃れた実体験を描いた漫画が対策の一助になりそうです。みんな笑顔だけど、腹の底のえげつなさが見え隠れしてるみたい……。

19歳で大人の男性二人に囲まれたら、それだけで怖いです

 知人から「相談がある」と呼び出され、彼の車に乗った弾正さん。「働かなくて良くなるところ」に行くと怪しい説明を受けながら連れて行かれたのは、粗末なプレハブ小屋でした。なんなのか知人に尋ねると、返ってきたのは「ここで買った商品を人に紹介するとお金が貰えるんだ」というセリフ。一瞬にして詐欺だと理解しました。

 詐欺だと非難する弾正さんの言葉を聞かず、知人は「大丈夫。話聞けば納得するから」と、プレハブ小屋で待っていた男性に引き合わせたのでした。

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「働かなくて良くなるところ」でもう充分怪しい

10歳年下に相談しようとする人はあまりいないかも

 「なんと車に貼るとガソリン使用量が3分の1に減るんだよ!」と、あり得ない商品のパンフレットを得意満面で見せてくる男性。弾正さんが怪しむ一方で、知人は「俺は買ったよ。1個20万!」と信じられないセリフを平然と放ちます。現物を見たいと言うと、「レンタルする権利は買えるけど、商品は本社で保管してるから……」と見せてもらえず。ごめん、ちょっと何言ってるか分からない。


これはもう最初からきな臭い感じが……

 商品パンフレットを持って帰っていいかと聞けば、「ダメ」と即答。持ち帰って検討すらさせてもらえないようです。「買う」と言うまで帰らせてもらえないパターンかもしれません。ここでパンフレットに電話番号が書いてあるのを発見した弾正さん。トイレに行ってその電話番号に携帯電話から電話してみると「この電話番号は現在使われておりません」というアナウンスが流れてきました。これは完全にクロです。あとはどうやって帰らせてもらうかです。


この状況で冷静に判断しているところもすごい

 トイレから出た弾正さんに「どうするか決めた?」と、購入を催促してきた男性。弾正さんはすかさず「未成年なので親に電話で相談したら、2時に駅前迎えに来るそうです」と答えます。弾正さんが未成年で親と同居だと判明すると、男性の態度は一変。「丁重に送ってあげて」と知人に怒りをむき出しにしました。

 ようやく勧誘から逃れた弾正さん。「あぁ、この人後でボッコンボコンに怒られるんだろうな……」と、駅までの車の中で知人に起こるであろうことを思いいます。勧誘をやめるよう伝えますが、彼は何もしゃべらず……駅で彼の車を見送りながら二度と会わないんだろうと、ぼんやり思ったそうです。

 弾正さんの場合は、未成年だったことに加えて、冷静さを失わずにその場で機転が利いたために難を逃れることができました。その後知人は本当にボッコンボコンに怒られたのでしょうか。「マルチは自滅の一歩前」と、弾正さんは知人に対して思うのでした。

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 弾正さんはこういった経験も踏まえて「マルチあるある」として、“夜逃げ対策の安店舗”“くれないパンフレット”“画期的なのになぜかどこにも売ってない商品”などを、過去のツイートで挙げています。経験者ゆえの含蓄のある言葉です……。

 弾正さんは現在ピクシブエッセイで「心臓が止まった私と余命3ヶ月の祖父」を連載中、「保育科高校1年生」全3巻が販売中です。

画像提供:弾正よしかげ(@necoguruma3)さん

弾正よしかげさんの書籍(Amazon Kindleで配信中)

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