「恐らくUFOではない」　豊島区のUFO出現事件に続報、オカルト研究家山口敏太郎が意外な正体を語る（2/2 ページ）

――早速ですが山口さん、動画をご覧になった感想は。

山口：面白いですね、いい動画だと思います。

――この飛行物体は何だと思われますか。

山口：動画の撮影位置が遠いので断定はできませんが、恐らくこれはUFOではないと思います。

――UFOではない。

山口：飛行している姿を見るに、電飾凧ですね。凧の周りに電飾を付けて飛ばすという趣味の方がいらっしゃって、たまに荒川沿いとか赤羽で目撃されているんですよ。

――凧ですか……！

山口：動画の飛行物体は同じ位置でずっとホバリングしているような感じで、時折左右に揺れていますよね。これは典型的な凧の動きです。また姿が消えたり出現したりしているようにも見えますが、これは凧の電飾がついたり消えたりしている様子ではないでしょうか。ワープしているように見えて面白いですよね。

――18秒くらいからは、飛行物体が急激に大きく発光していますが、これはどういった状態でしょうか。

山口：凧が強い風に流されて、撮影者に一気に近づいているんでしょうね。だからピントの関係でそう見えるのだと思います。

――まさか凧だとは思いませんでした。

山口：今の若い方は凧にあまりなじみがないかもしれませんが、凧って相当高くまで上がるんです。風が強いときなんかにプロの方が凧を飛ばすと数十メートル以上は上がりますよ。

――UFOはそうでないかを見分けるポイントはあるのでしょうか。

山口：多くのUFOはジグザグに広範囲に飛ぶという特性があります。また光を点滅させるということは基本的にはありません。

――UFOといえばなんだかピカピカしているイメージでしたが。

山口：光を点滅させたところで飛行原理にはあまり影響がありませんよね。点滅や色が変わるのはあくまでも「美しいから」「人に見せるためにやっている」という側面が強いと思います。今回の動画はかなりいい着眼点をお持ちだったと思います。

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　というわけで今回のUFOの正体は、電飾凧説が有力です。しかし世の中にはまだまだ不思議な情報がたくさんあるはず。UFOやUMA、心霊現象に関する情報は随時受け付けているので、目撃された場合はねとらぼ（@itm_nlab）公式TwitterのDMよりご一報ください！

（Kikka）