ニュース

においで結ばれるって最強だ 汗っかきと超絶嗅覚のほんわかオフィスラブ、山田金鉄『あせとせっけん』

「もっとじっくり嗅ぎたいので少々お時間頂けますか?」

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

においで結ばれるって最強

 私は、歩いたり食事をするとすぐに汗をかく。すぐに体が火照るとわかっているので、いつも薄着だ。この季節はけっこうな頻度で「寒くないの?」と聞かれる。正直、ちょっと寒い。ただ着込んだら着込んだで、汗のむわっとした臭いがまとわりついてしまって、そっちの方が嫌なのだ。

 程度の差こそあれ、自分の体臭が気になる人が多いだろう。特にそれが好きな相手だったらなおさらだ。

 あせとせっけんの主人公、八重島麻子汗っかきがコンプレックスのOLだ。毎朝出勤するとまずトイレに行き、汗拭きシートとスプレーでケアをするのが日課。汗をかかないよう極力動かず目立たず過ごすなど、汗対策に支配されてしまっている日々。

advertisement
『あせとせっけん』1、2巻

 そんな彼女のもとに現れたのが、同じ会社に勤める名取香太郎。彼は超絶嗅覚の持ち主で、ある日彼女の体臭にビビッときて「もっとじっくり嗅ぎたいので少々お時間頂けますか?」と迫ってくる。

 変態である。それだけ聞いたら誰だってゾッとする。さらに八重島にとって体臭はコンプレックスだ。彼女は全力で逃げた。しかし、逃げきれなかった。

 超絶嗅覚をもつ名取は、八重島の体臭からなんの種類の汗拭きシートやデオドラントスプレーを使っているか見事に言い当てる。そして、何より彼女の臭いを「むしろめちゃくちゃいいにおいです」と言ってくる。

 汗っかきで「汗子」というあだ名をつけられたこともある彼女にとって、予想外の存在が現れたのだ。自分が臭いとおもって気にしていた体臭を「いいにおい」と言ってくれる人がいる。

 終始ほんわかとした雰囲気の中で描かれるオフィスラブは、ときめきと萌えがたっぷり詰まっている。そして、なんといっても、男前で一途で八重島さんが大好きな名取がとにかく可愛い。こんな男に「におい」で好きになってもらったら最強だよなあ。

advertisement

© COMICSPACE ALL RIGHTS RESERVED.

記事ランキング

  1. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  3. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  4. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. 余りがちなクリアファイルをリメイクしたら…… 暮らしや旅先で必ず役に立つアイテムに大変身「目からウロコ」「使いやすそう!」
  9. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. ウソだろ…… フリマに5000円で売っていた“信じられない商品”に思わず二度見 「やっぱり寂しい」