ニュース

「空耳ソング」の自動生成プログラムが開発中 きっかけは「さくらんぼ」を野球選手名だけで歌う替え歌

現状でも「地上の星」を国名だけで自動生成する試みが、ある程度形になっています。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 「空耳を自動生成するプログラム」の研究・開発プロジェクトが、学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」に登場しました。「タモリ倶楽部」の「空耳アワー」で聞くような、歌詞などを別系統の言葉で置き換える「空耳」を、自動で作ろうという試みです。

 研究者は大阪大学博士後期課程2年の島谷二郎さん。YouTubeで見た替え歌動画「大塚愛『さくらんぼ』を野球選手名で歌ってみた」がツボにハマり、空耳に興味を持つようになったといいます。

島谷さんも、「さくらんぼ」の歌詞をプロ野球選手の姓か名に置き換える試みに取り組んでいます。画像はプロトタイププログラムの出力例。やっぱり「笑顔」は「江川(卓)」になりますよね

 そこから、「さくらんぼ」の動画と同様の、「種類が限定された単語による空耳」の研究を開始。自動生成プログラムの開発を進め、途中経過として「中島みゆき『地上の星』の歌詞を国名に置き換えた替え歌」の自動生成結果を公開しています。カザフスタンツ~バル~(風の中のすばる)、スワジランドギ~ニア~(砂の中の銀河)……けっこう形になってる!

advertisement
「カザフスタン」と「風の中の」は遠いですが、こういう言葉遊びって、多少強引なほうが面白かったりしますし……さじ加減難しそう

 研究の目的は、どういった文章が空耳になりうるか、どんな空耳が面白いのかといった、空耳への理解を深めること。また、自分の開発したプログラムで人を笑わせたいこと。「掛詞のような音韻の類似性を利用したユーモアに、1300年前の万葉集の時代から親しんできた日本人にとって、空耳もまた受け入れやすいユーモア」と考え、日本人である自分が世界に先がけて研究することには意味があるとしています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  2. 高校生の時に出会った2人→つらい闘病生活を経て、10年後…… 山あり谷ありを乗り越えた“現在の姿”が話題
  3. 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  4. ディズニーシーのお菓子が「異様に美味しい」→実は……“驚愕の事実”に9.6万いいね 「納得した」「これはガチ」
  5. プロが教える「PCをオフにする時はシャットダウンとスリープ、どっちがいいの?」 理想の選択肢は意外にも…… 「有益な情報ありがとう」「感動しました
  6. 「防音室を買ったVTuberの末路」 本格的な防音室を導入したら居住空間がとんでもないことになった新人VTuberにその後を聞いた
  7. 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  8. 間寛平、33年間乗り続ける“希少な国産愛車”を披露 大の車好きで「スカイラインGT-R R34」も所有
  9. 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
  10. 「そうはならんやろ!」  おじいちゃん先生が鉛筆1本でトラを描いたら……あまりの急展開が1300万表示「なるほどわからんすごい」