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トヨタ、プライベーターが買えるレースカー「スープラGT4」発売へ ジュネーブショーで初披露(1/2 ページ)

ニュル24時間やスーパー耐久などに出られるGT4マシン。

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 トヨタ自動車は、スイスで開催されるジュネーブモーターショー2019で、新型スープラのレース仕様「GRスープラGT4コンセプト」を公開すると告知しました。


GRスープラGT4コンセプト(写真:トヨタ自動車、以下同)

 17年ぶりの復活を遂げ、2019年春に発売予定の新型スポーツカー「GRスープラ(A90型)」(関連記事)。この市販モデルの正式発表と前後して、トヨタはモータースポーツへの参戦を意識した車両も多く公開してきました。1年前のジュネーブモーターショー2018で披露された「GRスープラレーシングコンセプト」(関連記事)に始まり、2019年シーズンから参戦する「NASCARエクスフィニティ・シリーズ仕様」(関連記事)、東京オートサロン2019で披露した「SUPER GT仕様」(関連記事)などです。


近い将来、スーパー耐久シリーズやニュルブルクリンク耐久シリーズ(VLN)でもその姿を見られるはず

 「FIA-GT4」カテゴリーに近年、世界的な注目が高まっています。市販車ベースのレース仕様車をプライベーターやアマチュアが購入して各種レースに参戦するカテゴリーとして、欧州のGT4ヨーロピアンシリーズやニュルブルクリンク耐久シリーズ(VLN)、米国のIMSA Michelin Pilot Challenge、日本・アジア圏のスーパー耐久シリーズやBlancpain GT World Challenge Asiaなど世界各国に参戦できるレースがあります。

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 そして、メルセデスAMG、ポルシェ、BMW、アウディなど、各国の自動車メーカー各社がGT4向けマシンを用意しています。メーカーとしても「負けられない戦い」であり、また「格好のアピールの場」にもなります。

 スープラGT4レース車両は、市販車からさらなる軽量化が図られ、ロールケージ、サスペンション、ブレーキ、リアウイングなどのレース専用部品を備えて販売します。価格は3月1日時点では未定ですが、車両価格が高騰しすぎたGT3マシン(6000万~9000万円)よりは低価格になります。参考までに他社のGT4マシンは1000万円台半ばから2000万円ほど、メルセデスAMG GT4は約2600万円でした。


(参考)GRスープラ
GR Supra GT4 Concept(YouTube/トヨタ自動車)
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