ニュース

マリオの屍を超えてゆけッ 自分の死体を踏み台にゴールを目指すアクションゲームが面白くも考えさせられる

「マリオが常に大量の死を含んでいるゲームであることを可視化してみせている」。

advertisement

 自分の死体を踏み台にゴールを目指すマリオ風ブラウザゲーム「Mamma Mia」が注目を集めています。

パズル的な要素をマリオに加味すると同時にマリオが常に大量の死を含んでいるゲームであることを可視化してみせている。

 日本で話題になったきっかけは、YouTubeチャンネル「なんてことなの。」で海外インディーゲーム実況を配信しているソーシキ博士(@soshikihakase)さんのツイート。マリオに似た主人公が、自分の死体で埋め尽くされたトゲ床を渡っていく様子が紹介されています。

 ゲームのルールは単純で、要所にチェックポイントが設けられたステージをゴール目指してひたすら進んでいきます。ただしステージギミックは超凶悪。先の見えないトゲ床や、塔のようにそびえるキラー大砲(?)の弾幕など、マリオ並みの身体能力をもってしても超えられない難所ばかりが続きます。

advertisement
一見すると渡れなさそうなトゲですが……
死体を足場に渡っていきます

 そこで活用するのが「自分の死体」。このゲームでは、主人公が死んだ場所に死体が残り続け、足場や壁にすることでムリヤリ先に進むことができるのです。とんでもチート能力だ!

 死体は物理演算によってコロコロと転がっていくので、足場や壁が崩れないように計画性を持って死に場所を決めるのが早期攻略のコツ。Fキーを押すことで、任意の場所に死体を作ることもできます。

大砲を防ぐ肉壁にすることも

 大量の屍を越えた先にクリアがあるゲーム性が特徴的に感じられますが、ツイート投稿者のソーシキ博士さんが言及しているように、それは元ネタになったマリオも同じこと。システムの中で消費され、存在感が希薄になってしまっている「マリオの死」という概念を可視化し、そのうえでパズルゲームとして昇華した意欲作です。

 実質無敵なので難易度はそれほど高くなく、10分程度でサクッとクリアできるボリュームです。本作「Mamma Mia」はゲーム開発者CHEESE TEAMがゲームジャムで手がけた処女作。公式サイト内のリンクから PCブラウザで遊べます。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  2. 「ウンコ食い」という毒魚に刺され“骨に激痛”→その40時間後…… ゾッとする経過報告に「えげつない」「何かの病気になりそう」
  3. ドクダミを除草剤を使わず防ぐ方法3選 生態と対策がよく分かる解説に「待ってましたよ!」 「これは嬉しい!」と大反響
  4. 夫が男子トイレで発見した“幸運の虫”を妻に見せると…… 感動を呼ぶその正体に「蝶より綺麗」「素敵な旦那さんだ」
  5. 丸刈り男性が“1年間”髪を伸ばし続けたら…… 55週間の“大変身”の記録に「これはすごい!」「クールだね」
  6. 父が答えた「人生最後の日に食べたい物」に衝撃走る 思わず涙こぼれる回答に「泣かせないでください」「心に沁みた」
  7. 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
  8. 生後6カ月の赤ちゃん、ママと目が合ってニコッ!からの…… 無敵のかわいさに「撃ち抜かれた……」「癒しをありがとう」
  9. カスハラなど客の迷惑行為で「もう限界」 老舗銭湯が閉店を決意した理由に「一番心折れるパターン」「見ていてつらい」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」