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さよならGoogle+。「正直ダメだったところと大好きだったところ」を、最後まで愛したユーザーたちに聞いた(2/2 ページ)

ここでしか出会えない人たちがいた。

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「運営がダメっていわれてたけど……Google+があったからつながれた」

 そしてもう1人、「ググタスちゃん」というGoogle+を擬人化したキャラを投稿していた、Two-Xトゥーいさんにもお話を伺いました。


ググタスちゃんが「+1」のお知らせをするところ

 「Google+は高校2年生ごろから5~6年、ほぼ毎日使っていました。やっぱり昔のほうがにぎわってましたね。サービス終了の報を聞いて、戻ってきた人たちもいて、また盛り上がってきた感じはしますけれども。でも十分楽しかったです」

 「Google+って、運営がダメっていわれるんですよ。Google+のホーム画面のプロフィール画面がいきなり下から上にするとか、『使い慣れてるのになんで?』って。あとはバグが多くて。たまに画像や投稿が表示されないこともありました

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Google+で大流行した名前増殖バグを描いたもの

 「終了はだいぶ悲しいですね。はじめてさわったSNSですから。まわりがやっていないようなSNSをやりたくて始めたら、ここまで続いて。高校の授業の一環で『自分の人生設計を作る』ときに、Google+も入れたぐらいの存在ですから」

 「Google+が終わることで、ほかのSNSに行く人も、そもそもSNS自体をやめてしまう人もいます……でも、みんなに本当に『ありがとう』です。そしてGoogle+があったから、ユーザーのみなさんとつながれました。なかったら、いまの自分はいないと思います」

 「最後の日は、Google+をやりながら迎えたいですけど、その日は就職の研修中で携帯電話が使えないんです。それが一番の悔いですね……!」


ググタスちゃんが涙する姿には、多くの反応が寄せられた

夢破れた先にあったもの


 2014年8月には、位置ゲー「Ingress」の有志によって「平和公園で折り鶴」を実現した(関連記事)

Google+に最後まで投稿した数少ないAKBグループメンバー、HKT48外薗葉月

Google+の個人向けサービス終了と、ユーザーへの感謝の言葉

 華々しく誕生し、Facebook超えが期待されたGoogle+。しかし運営上の問題や目立ったバグなどの失策も多く、晩年は徐々に忘れ去られていきました。

 どんなコミュニティでも、そこに人が集まれば、独自の文化や慣習が生まれます。一時は5億人というユーザーを集めたGoogle+の夢は破れましたが、それでも最後まで残った数少ない人たちは、このSNSを愛し続けたのです。

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ググタスちゃんの派生キャラ、黒たすちゃん

辰井裕紀

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