子どもの知育にも効果的 実在する路線や駅をプラレールで再現してみるとめっちゃ楽しい:パパとママのためのプラレール構築術(4)(2/2 ページ)
GWのような大型連休の予定にも良さそう。
イメージが固まったら、いよいよプラレールで再現
レールの分岐やホームの配置といった線路の様子も調べて、イメージが固まってきたところで、いよいよプラレールを使って再現していきます。
とはいえプラレールの部品には種類に限りがあり、45°単位でしかカーブが作れないなどの制約もあるので、全く同じように作ることは難しいです。
そのため風景をデフォルメして「それらしく見える」ことを目指していきます。
最初はJR線の再現から始めていきましょう。手持ちの部品から再現したい風景に合う部品を選んでいきます。歌舞伎では、あるものを他の何かになぞらえて使うという意味の「見立て」という手法があるそうなので、これも「見立て」と呼ぶことにします。
中央快速線と総武線のホームに見立てて、「街の駅」を2つずつ並べてみました。新宿方面には「地下レール」や「切り通しレール」を置いて、赤坂迎賓館の下を潜る御所トンネルの入口に見立てます。
プラレールで「島式ホーム(線路と線路の間にあるホーム)」を作る場合は、複線レールの幅では駅が置けないので「複線幅広ポイント」などを使って間隔を広げます。本来は存在しないポイントができてしまいますが、細かいことを気にしてはいけません。
次に東京メトロの丸ノ内線を作っていきます。先ほど作ったJR線ホームの上に、45度の角度で交わるように高架駅を作っていきましょう。
両側には地下への入口として「地下レール」、駅部分は「都会の駅」を使ってみました。これも実際とは形や位置関係が少し違いますが、うまくデフォルメしていきましょう。
さらにこだわる場合は駅舎や周囲の道路、街並みなども再現してみましょう。もちろんプラレールの部品に限らず、他の玩具や身の回りの物でそれらしいものを探しても見立てられます。ブロックやペーパークラフトなどで作っても面白いでしょう。
さて、駅の再現そのものは完成ですが、せっかくなので電車を走らせられるように線路をつなげてみましょう。
これまでに紹介した「Uターンレール」やリバース線を使って路線ごとにぐるぐる走らせるのも面白いですが、今回は全部のホームをつなげて1つの路線にしてみましょう。
最初は基本ルールにしたがってレールをつないでいって、うまくつながらない所は1/4レールを使うなどで調整。レールには少しのズレであれば問題なくつなげる「あそび」があり、この柔軟性に頼る「なじませつなぎ」をする時は、強引につなぐのはやめておきましょう。
完成した大きなレイアウトで駅を前にすれば、気分は駅長さん。ポイントやストップレールを操作して列車を止めたり、特急を追い越させたり…とリアルに遊べます。
子供たちは「見立て」が得意です。普段から日常の中にらしさを探し、それを使ってごっこ遊びをしています。風景も大人とは違う見え方をしていたりしますので、一緒に相談しながら使えるものを探せば、見なれた街にも新たな発見があるかもしれません。ぜひ親子で色々な風景を再現し、遊んでみてください。
最後にお知らせです。2019年5月4日、5日に東京・府中市にある「ルミエール府中市民会館(コンベンションホール飛鳥)」で、恒例のプラレール運転会「鉄道模型広場inルミエール」を開催します。
会場には過去最大規模の巨大レイアウトを用意するほか、お気に入りの車両を走らせられるコーナー、京王公式グッズの販売などの企画を用意。みなさんの来場を心からお待ちしています!
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前面展望動画も大迫力。
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