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麻薬や流出データを売る世界最大級“闇サイト”摘発 ダークウェブ上の利用者は115万人超
さまざまな国と機関の協力によって逮捕・閉鎖に至りました。
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欧州刑事警察機構(ユーロポール)は、ドイツの連邦刑事局によって世界最大級の違法取引サイト「ウォールストリートマーケット」が閉鎖されたことを発表しました。
匿名通信ソフトを使ってアクセスできる「ダークウェブ」。そこで取引が行われている違法オンライン市場の中でも、ウォールストリートマーケットは世界第2位の規模とされ、115万人を超える利用者のアカウントと、5400人を超える売り手が登録されていました。取引されているのは、主に麻薬や流出したデータ、偽造書類など。
米国をはじめオランダや欧州司法機構などが今回の作戦に協力し、ドイツ当局は3人の容疑者を逮捕。また米国では捜査中に、最も麻薬を密売しているとされる供給業者2人を逮捕したとのこと。
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ユーロポールのCatherine De Bolle事務局長は、国際的なレベルでの法執行協力の重要性についてコメント。また、ダークウェブ上での違法行為について「犯罪者たちが考えるほど匿名ではない」として、今後もダークウェブ上の犯罪抑制のために捜査・協力する方針を明らかにしています。
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