レビュー
「ラジエーションハウス」9話 医師・辻村(鈴木伸之)の“過去とプライド”を解き明かす 杏(本田翼)の頭痛問題は最終話に持ち越しか?(2/2 ページ)
鈴木伸之と窪田正孝の恋愛バトルにハラハラ。
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「大事なのは立場とか場所とかじゃなく何をするかなんじゃないかなって、最近、私は思っています」(杏)
妙なこだわりを捨て、固定概念への盲信をやめた辻村。このタイミングで父から譲り受けたペンが書けなくなったのは象徴的だ。
辻村は唯織に握手を求めた。
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「これからもよろしくお願いします、良きライバルとして。負けるつもりはありませんよ。仕事も、恋愛も」(辻村)
唯織をライバルと認めた辻村。技師への差別意識をなくし、「医師と技師は役割が違うだけで対等」と価値観を一新した表れだった。
杏の頭痛は本当に異常なしなのか?
9話の展開で、ちょっと拍子抜けした部分がある。前回、たびたび頭痛を気にしていた杏。ついにはエスカレーターから転落してしまった。彼女に何か重大な病気があるのかと思いきや、検査で異常は見られず。それよりフィーチャーされたのは、杏の肩の負傷だった。じゃあ、8話での執拗な匂わせは何だったのか……。杏は幼少期の唯織との記憶を失っている。てっきり、頭痛と失われた記憶に重大な関係があると思っていた。本当に何でもないのか、それともやはり伏線なのか?
このドラマは、全11話だ。残すは、あと2回。杏の記憶、そして頭痛の真相は最終話へ持ち越されることになるだろう。
これまでの「ラジエーションハウス」振り返り
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