レビュー
「緊急取調室」第3シーズンラストに炸裂した“吉田鋼太郎劇場” キントリ再編成なるか? 有希子と梶山の関係は? 早くも第4シーズンが待ち遠しい(2/2 ページ)
「エーイ」まるでto be continued。
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煮え切らない有希子と梶山の微妙な関係性
第3シーズンのラストは、まるでto be continuedである。行方不明になった梶山の捜索を指揮するのは磐城だ。
有希子「必ず管理官を無事に発見してください」
磐城「責任は全て私が取ります」
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前回、小石川春夫(小日向文世)から言われた「責任を取るのはあなた」の言葉は磐城に響いている。なんだかんだ、悪い人じゃない。彼の繊細なキャラクターを体現するのに、大倉孝二にうってつけだと思う。磐城はカラカラの喉を水で潤してから、キントリ再編成についての交渉に臨んだ。今回の磐城はデレ連発だ。
梶山が見つからず、動揺しながらしゃんとしようとする有希子。けなげだった。発見された梶山と真っ先に会話するのは、やはり有希子である。
有希子「山登り、長過ぎ!」
梶山「山を堪能したよ(笑)」
惹かれ合っているとわかっているのに、どうしても相棒でいようとするのがこの2人なのだ。
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キントリ再編成についての交渉が通ったか否かは、今回描かれなかった。あえてわからないままにしているということは、伏線に思える。はっきり言って、4期へ続きそうだ。有希子と梶山の微妙な関係性も、4期になってもどうせこのまま続くのだろう。
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