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東京メトロ幻(?)の駅「センター東駅」に堂々潜入 ワックワクな「新木場車両基地公開イベント」に行ってきた(2/3 ページ)

鉄道車両基地、ここはすばらしい鉄分補給処&鉄道ファン養成所。

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電車の「洗車」を車内から体験、東京メトロ幻(?)の駅「センター東駅」にも潜入

 この他、事前応募による定員制のイベントとして、10000系電車の「車両洗浄乗車体験」や車掌体験、運転台見学会なども歓喜が上がっていました。


10000系に乗車

 車両洗浄乗車体験は、10000系10115編成が車両基地内の洗車機で洗われる様子を「車内」から見学しましょうというもの。ガソリンスタンドにある洗車機の親分のような巨大洗車機に車両自身がゆっくりと入っていき、グワングワンとこれまた巨大な回転ブラシで洗われます。ブラシと大量の洗水が超速の勢いでビチビチビチビチゴァァァァァァァァァ……! と車体や窓に当たる大騒音な大嵐の中でバリアに守られているような、SF世界の異空間にいるようでした。


わくわく

洗車機の巨大なブラシが目の前に

洗車スタート!

車両が通ると水が出てくる

ゆっくりと洗車機を通りながら洗われる

勢いがすごい

洗車機の中を大きな音を立てて通過する貴重な体験

洗車してスッキリ(当日は雨だったのが残念……)

 車掌体験では、訓練線に設けられた東京メトロ幻(?)の駅「センター東駅」で停車中の実際の車両を使い、ドアの開閉操作や車内放送体験ができました。

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 センター東駅は、同社の社員教育施設「総合研修訓練センター」にある模擬駅の1つ。他にセンター中央駅、センター西駅があります。一般公開イベントでこの模擬駅が公開されるのは今回が初だそうです。施設では本物の運転台を使ったシミュレーターで「車両基地内での運転」も体験できました。


車掌体験ブース

「センター東駅」……! 東京メトロ幻(?)の駅、「総合研修訓練センター」にある模擬駅である

扉の開閉や車内アナウンスを体験

実際の運転台を使ったシミュレーター。マスコンも本物

リアルなCGと相まって……やばいこれは楽しそう

一発で「テツにさせる」ほどの力がある車両基地一般開放イベント

 整備場内の「平成引退車両パネル展」にも多く来場者が集まりました。今回実物も展示された千代田線6000系をはじめ、平成時代に引退した車両の写真がズラリ。当日はあいにくの天気だったので、休憩スペースとしても開放する主催側のうれしい機転があり、重宝されていました。


平成時代に引退した車両の写真を展示する「平成引退車両パネル展」

整備場は休憩スペースとしても開放

開場時には入場列ができていた。みんなこの日を楽しみにしていたことが分かる

 イベント当日はあいにくの空模様でしたが、開場時には入場列ができるほど多くの参加者が来場しました。皆さん、この日を楽しみにしていたのでしょう。

 後日、千代田線の拠点であり、東京メトロ最大規模の車両基地である綾瀬車両基地でのイベントも例年通り開催を予定しているとのこと。皆さんも次の機会に、この車両基地イベントに参加してみてはいかがでしょう。何より「鉄分補給度」がすごい……! そしてイベントに参加すれば、子どもと家族、友人知人も、知られざる地下鉄のデカさ、すごさ、底力と相対する繊細さ、正確さに驚きまくり、恐らく一発で「鉄道ファンにさせる」ほどの力があります。お勧めです。

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