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任天堂の株価が上昇、年初来高値 新ゲーム機「Nintendo Switch Lite」に期待

「Switch」3年目の正念場という指摘。

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 2019年7月11日の株式市場で、任天堂の株価が上昇し、年初来高値を更新。高値圏を維持し、前日比1660円高(+4.15%)の4万1660円で取引を終えました。


小型になって携帯しやすい「Nintendo Switch Lite」

 前日夜に、新ゲーム機「Nintendo Switch Lite」を9月20日に発売すると発表。携帯モードでプレイできる「Nintendo Switch」用ソフトに対応し、価格は現行のSwitchより1万円安い1万9980円(税別)です(関連記事)。

 19年3月までに累計7508万台を販売してきた携帯機「ニンテンドー3DS」はライフサイクルの末期に入っており、20年3月期通期の販売台数予想は100万台まで減っています。Nintendo Switch Liteはこれに替わる携帯機であり、かつ19年3月までに累計3474万台を販売しているSwitchのポータブル版ですから、今後Liteを含めたSwitchハードとソフトの販売拡大につながるという投資家の期待が集まったようです。

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 4月に公表した、20年3月期のSwitchハード販売台数予想は1800万台(前期は1695万台)、ソフト販売本数予想は1億2500万本(前期は1億1855万本)と、前期からプラスの目標を掲げています。ロイター通信は4月の記事で、世界で1億台以上販売した「Wii」が3年目までの勢いでライフサイクルの長期化を決定付けたことを挙げ、今年3年目のSwitchを伸ばせるかが任天堂の正念場になると指摘しています。


任天堂の株価推移(Yahoo!ファイナンスより)

 3月に米紙ウォールストリートジャーナルがSwitchの新型について報じた際は、ニンテンドー3DSの後継となるカジュアル層向けの普及機と、ゲーマー向けの上位モデルの計2機種が6月のゲーム見本市「E3」で発表される──という内容でした。E3での発表はありませんでしたが、3DSの後継となる普及モデルの登場は報道の通りでした。性能を高めた上位モデルへの期待も高まりそうです。

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