レビュー
「おっさんたち、こんな気持ちいいことしてたのか……!」 ドラマ「サ道」で映像化された“ととのう”の世界(2/2 ページ)
原田泰造も磯村勇斗も全裸で「ととのったー!」。コーネリアスまで登場した1話。
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イケメン蒸し男は、サウナと水風呂の効果を「温冷交代浴」と説明する。温かい状態と冷たい状態を繰り返すと、そのたびに毛細血管が伸縮し、ポンプのように血液を押し出す。その結果、脳に大量の酸素が送り込まれ、快感ホルモンを分泌。これによって「ととのう」――のだという。
タナカは「ととのう」ことを「サウナトランス」と呼んでいる。トランスと言うとスピリチュアルな方面を想像する人もいるかもしれないが、どちらかというと80年代末から90年代初頭に流行ったシンクロエナジャイザーやビデオドラッグのような合法ドラッグ(電子ドラッグ)のイメージに近い。薬物に頼らず、トランス状態になれるのがサウナなのだ。
コーネリアスで始まって度肝を抜かれたが、けっしてはしゃがず、騒がず、大変丁寧なつくりでサウナの魅力をじっくり伝えていた「サ道」の1話。サウナ好きが見たら、週末は絶対にサウナに行きたくなるはずだ(もっとも、サウナ好きはいつ何時でもサウナに行きたいと思っているが)。
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ただし、サウナに興味のない人が見たら、汗をかいたおっさん2人と若者1人が裸で汗をダラダラ流しているだけのドラマにしか見えないと思う。その偏見(?)をぜひとも覆してほしいぞ。2話は錦糸町にある泳げる水風呂のあるサウナをご紹介。さあ、週末はサウナに行こう!
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