7pay、不正利用被害の補償対応を開始
被害額は7月末時点で808人、総額約3861万円。
スマートフォン向け決済サービス「7pay」の不正利用問題で、運営元のセブン・ペイは8月19日、不正利用で被害を受けたユーザーへの補償を始めたと発表しました。
補償を始めたのは、(1)nanacoポイントからの身に覚えのないチャージ被害に遭ったユーザー、(2)自身がチャージした7pay残高を第三者に利用される被害に遭ったユーザー。
該当者で、既に連絡先などを同社に伝えているユーザーには「7pay事務センター」(0120-113-393)から順次案内するとのことです。この電話番号以外から7payの補償に関する不審な電話を受けた場合、決して応じず、「7payお客様サポートセンター緊急ダイヤル」(0120-192-044)に相談するよう呼び掛けています。
また、被害を受けた疑いがあるが、まだ連絡していないユーザーも「7payお客様サポートセンター緊急ダイヤル(0120-192-044)」まで問い合わせてほしいとのことです。
クレジットカード、デビットカードからの不正チャージ被害については、クレジットカードの場合はチャージ分が引き落とされないようカード発行会社と協力して対応し、デビットカードの場合は口座への被害額の払い戻しを順次進めているとしています。ユーザーに対し、利用明細を確認して身に覚えのないチャージ被害がないか確認を呼び掛けています。
7payを巡っては、7月1日にサービスを開始したものの、不正利用が相次いで発覚し、9月末でのサービス終了を決定。被害額は7月末の時点で808人、総額約3861万円に上っています。報道によると、セブン-イレブン・ジャパンは、全国の加盟店に対し、おわびの意味を込めて1万円相当のクオカードを送る方針とのことです。
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