ゲーマーの夢「自宅ゲーセン」を作りたい! →「アフターバーナー」可動筐体からカップヌードル自販機までそろえた男のスケールが壮大
自宅ゲーセンを前提に自宅を新築する行動力よ。
もし自宅がゲームセンターだったら好き放題遊べる――多くのゲーマーが見た夢を、実現に向けて突き進むTwitterユーザーの生き様が注目を集めています。そのガチっぷりは、ゲーム筐体だけでなくカップヌードルやドリンクの自動販売機まで揃えるほど。ゲーセンで食べるヌードルって、なぜか3割増しくらいでおいしいですもんね……。
自宅ゲーセン素人(@myhomearcade)さんが、新築の家で着々と構築しているゲーセン部屋。入るなり目に飛び込んでくる各種自販機に圧倒されますが、ゲーム筐体の収集にも相当に力が入っており、なんと「アフターバーナー」の貴重なダブルクレイドル筐体(前後左右にシートが動くタイプ)や、「ポップンミュージック」、ガンダムのキッズライドなどの大物までそろっています。ショッピングセンターのテイストまで入ってる!
もともと筐体の修理が趣味だった投稿主は、2015年ごろから自宅のゲーセン化に着手したとのこと。「40代になって『家にゲームセンターがあれば遊び放題』という、昔からの夢を実現できる環境ができた」と、編集部の取材に答えました。
最初はアーケード筐体が1台だけでしたが、やがて小型の駄菓子屋向け筐体や「ジャンケンマン」など、機材はどんどん増加。コンセプトは「幼少期にショッピングセンターで親しんだ筐体」で、今や日本に3台しかないようなレアものもあるそうです。そして2017年、自宅を新築した際に、図面の時点で「ゲーセン部屋」なるスペースを設け、計画を一気に前進させました。中にゲーセンを作る前提で新築するなんてケース、そうそうない。
所蔵ゲーム・筐体一覧
アフターバーナー/アウトラン/サンダーブレード/ポールポジション/エレメカ/ガンダム(キッズライド)/おしゃべりオ~ム/はっぴーロボ/功夫老師/八卦方士//キッズメダル/ぴょんぴょん/どっちかな/ジャンケンマン/フィーバーチャンス/ブラストシティ筐体(3台)/ビューリックス(2台)/ドーミーシアター 32インチ/アストロシティ2(初代バーチャファイター専売品)/MVS25(SNKネオジオ)/テーブル筐体/駄菓子屋向け小型筐体/ポップンミュージック/ピンボールマシン/スーパーマリオマッシュルームワールド
カップヌードル自販機については、「昔ゲーセンによく設置されていて、ワクワクしました。買ったその場でフタを開けて横の給湯口に入れ、注ぎ口を確認し給湯ボタンを押す――これが贅沢で特別感があったんでしょうね」と強い思い入れを語っており、この計画のなかでかなり重要だった様子。2018年にヤフオク!で入手したものの、搬入手段や保管場所の問題で、手をつけられていなかったそうです。
それから1年が経ち、投稿主は1トンまで持ち上げられるハンドフォークを購入。ようやくゲーセン部屋へ持ち込むことができました。
ハンドフォークは今後アフターバーナーの運搬などにも使う予定とのこと。アフターバーナーのダブルクレイドル筐体は国内でもほとんど現役稼働している店がなく、自宅だけでなく外にも置いて広く楽しんでもらいたいと思いを語っています。ご近所さんがうらやましいっ。
画像提供:自宅ゲーセン素人(@myhomearcade)さん
関連記事
なにここ天国? “国宝級”のレア筐体も並ぶ、大阪・新世界の謎ゲーセン「ザリガニ」を君は知っているか
オープンの裏には「ゲーム好きだった父の思い」がありました。人がプレイしているゲームを後ろから見るのが好き やらなくても楽しい「ゲームの楽しみ方」漫画が共感を呼ぶ
どっちも好き。「行きたすぎる」「天国やんか」 箕面温泉スパーガーデンの「無料ゲームセンター」はなぜ生まれたのか【タイトル一覧あり】
サムライスピリッツ・熱血高校ドッジボール部・アルカノイドなどの名作筐体がそろっています。店内全部「餓狼伝説SPECIAL」! 名古屋にまさかの「ガロスペ専門ゲーセン」爆誕、オープンの理由を聞いた
2月1日、大須にオープン。「もうやめてあげて」 満身創痍でボールを受け続ける「ばいきんまん」のアミューズメントゲームに同情の声
正義とは何かを考えさせられると話題。中学生の娘さんがダンボールで作った「ワニワニパニック」に驚きの声 「再現度がハンパない!」「勘違いしてお金いれる」
懐かしさ感じるチョイスも制作へのこだわりも素晴らしい。嫌なことがあっても「家に帰ればドラゴンボール読めるしな」 “ジャンプ30年分が家にある人”に、大好きな作品と同棲する幸せを聞いた
業務用の「ゲームロボ」や筋斗雲のキディライドまで持ってる……!30日かけて描いたゲームセンターの“絵” リアルすぎて「写真ですよね?」「描いたって何を?」と困惑の声
拡大しても、写真に見える。画面が動く「バーチャロン」ミニチュア筐体が話題に ノスタルジーの洪水が押し寄せる
映像はゲーム基板を入手してキャプチャーしたもの。社内にゲーセンとかうらやましすぎる ディライトワークス、社内ゲーセン「DELiGHTWORKS×ゲーセンミカド」オープン
会社で「スペースハリアー」(DX筐体)が遊べる……!「控えめに言って天国」 ボドゲクラスタから絶賛された「大江戸温泉物語のボードゲームコーナー」はなぜ生まれたのか
ラインアップは300種類以上、手製のゲームガイドまで用意する徹底ぶり。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.