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電子書籍で“回し読み”サービス!? ハイブリッド型総合書店「honto」で実証実験スタート

もし友達がその本を購入したら、ポイントが入るそうです。

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 大日本印刷が、丸善ジュンク堂書店および文教堂、トゥ・ディファクトと共同で運営しているハイブリッド型総合書店「honto」の電子書籍ストアで「honto電子書籍回し読み」サービスの実証実験が開始されました。なお、本サービスの仕組みは特許出願中だそうです。


honto電子書籍回し読み「お友達と『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』を読もう!」キャンペーン

 「honto電子書籍回し読み」サービスでは、現在、東洋経済新報社『AI vs.教科書が読めない子どもたち』を使った実証実験を行っています。サービスの流れは、以下となります。

 まず、期間中にAさんが有料電子版の『AI vs.教科書が読めない子どもたち』をhontoの特設ページ経由で購入。するとAさんに購入した本のURLがhontoから通知されるので、Aさんはそれを元にhontoのアフィリエイト機能を利用しながら「紹介用URL」を生成します。このURLをSNS等を使って友達や知人、フォロワー等に発信すると、それを見た人はをこの本を0円で購入できるようになります。

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 このようにして購入した無料試読版は、購入日から7日間、全てのページが閲覧可能です。さらに、誰か無料試読版がその作品を気に入りデータを購入した人がいたら、Aさんにアフィリエイトの成果報酬として1冊あたり300円分のhontoポイントが送られます。

 今回の実証実験では、9月20日まで無料試読版が購入可能となっており、そこでいったんの区切りとなります。本サービスの狙いはユーザー間のコミュニケーションの活性化や口コミ効果による電子書籍の利用増であり、期間中に一定の効果が得られれば、「honto」は各出版社に対して同様のキャンペーンの実施を働きかけていくそうです。逆にもし効果が得られなければサービスが立ち消えになってしまうかもしれないとのことなので、興味を持った方はまず、hontoの特設ページにアクセスしてみてはどうでしょうか。

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