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「こんな症状、誰が信じてくれるんだ !」 正体不明の病気に悩まされたとき、一番しんどかったこと(4/4 ページ)

病気に名前がつくまでがしんどかった、というお話。

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 この「パニック障害」という病気は、脳内の神経伝達物質のバランスに異常が起こり、不安になりやすい状態・不安を抑えることができない状態になっていることが、直接の原因です。

 それに加えて退院したばかりの知人の心配や、自分の将来に対する心配などなどいろいろな不安を抱えた結果、パニック発作がでるようになったのでした。

 そのため、主な治療方針は抗不安薬やSSRIと呼ばれる薬を長期間服用することで「不安になりにくい・不安を抑えられる脳の状態」に調整すること、そしてそもそも不安要素を少しでも減らすことになります。

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 「大丈夫、ちゃんと治る病気だよ」

 そうお医者さんにいわれたとき、涙があふれました。ちゃんと治る、しかも案外100人に1人はいるメジャーな病気だった……!! そう思ったら涙が止まらなくなったのです。

 その後もお医者さんから詳しい説明があり、今まで意味不明だった発作や手のしびれの正体が過呼吸によるものであること、そしてパニック発作では死なないということが分かりました。全ての謎がとけたときの安心感、ハンパなかったです。

病名が分かるまでがつらかった

 以上が、パニック障害の症状が出始めてから、病名がつくまでの私の流れでした。今思えば、「パニック障害」という名前がつくまでの期間が一番苦しかったし不安でした。敵の正体が全く分からないって本当に怖い。

 でもそんな不安を抱きつつも検査を繰り返した結果、「病気の名前」がつきました。「病気の名前」がつくことで病気の正体が分かり、どの薬を飲めばいいか分かり、他人に病気の説明ができ、日常生活でも対策ができるようになったのです。そう考えると、病気に名前がつくことって偉大ですね!

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症状はひとそれぞれ

 最期に注意書きを。一口に「パニック障害」と言っても、出る症状はひとそれぞれです。「この症状があるからパニック障害」とか、「この症状はないからパニック障害じゃない」ということはありません。言うまでもなく、「動悸」や「息苦しさ」を伴う病気はパニック障害以外にもたくさんあります。

 このマンガのことはあくまで「一例」として読み、「心当たりがあって不安だな」と感じたら素直に病院へ行ってくださいね。

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