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父親の育児参加当たり前? 9割が「そう思う」と回答も、育休取得は1割以下

家庭だけでなく、社会の力が必要。

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 住宅設備を販売するナスタは、10月19日の「イクメンの日」にちなみ、働く父親1000人を対象に「育児に関する意識調査」を実施し、10月16日にその結果を発表しました。男性の育児への意識は高まっているようですが、理想通りに育児へ参加するのはまだ難しいようです。

 「勤め先には育児休暇取得制度はあるか?」という質問に対しては、65.3%の勤め先に育児休暇取得制度があるという結果が出ました。一方で、実際に育児休暇を取得したことがあるのは9.7%と1割以下に止まり、88.7%の人が育児休暇を取得したことがないと答えました。夫婦共働きの家庭が増えているなかで、依然として家事・育児は女性が主体となっているようです。

 また、実際に育児休暇を取得したことがあると答えた人のなかでは、20代が20.7%、30代が11.7%、40代が4.9%と、若者世代ほど取得に前向きな傾向が見られました。

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 「父親も子育てに参加することが当たり前だと思うか?」という質問には、「とてもそう思う」と「どちらかといえばそう思う」を合わせ、9割を超える人が肯定的な回答をしました。その一方で、「自分はどのくらい育児に参加できていると思うか?」という質問では、「よ

く参加できていると思う」と「まあまあ参加できていると思う」を合わせて58.8%という結果になっています。全体として、子育てに参加しようという意識は高まってきているものの、実際の育児への参加につながっていない部分も大きいようです。

 また、「普段よく参加している育児は何ですか?(複数回答可)」という質問では、上から順に「子供の遊び相手(69.9%)」「子供のお風呂(68.9%)」「子供とお出かけ・お散歩(60.2%)」と、休日や仕事帰りの夜の時間にできる育児が多く上げられました。

 「大変だと思う育児は?」という質問では、「子供の寝かしつけ」「子供の食事の準備」「子供にご飯を食べさせる」が挙げられ、こうした時間帯が決まっている育児は大変だという認識はありつつも協力できないことが多いということが分かります。

 さらに、「あなたが育児をもっと頑張ろうと思ったきっかけ/出来事は?」という質問には、1位「子供が毎日、新しい言葉を覚えていく」「子供に大好きと言われた」、2位「妻に褒められた」「妻が育児をよくやってくれていると周囲の人に言ってくれた時」と育児に対する家庭でのリアクションが心に響いていることが分かる回答が見られました。

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 3位には、「よそのママにしっかり子育てしていると言われたとき」「子供の友達がパパを自慢していたとき」という回答が入っており、家庭内だけでなく社会でも男性の育児へのハードルを下げていくことが大きな力になることがうかがえます。

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