ニュース

便利と話題の「おうちでつくる同人誌プロジェクト」 キヤノン担当者に開発秘話を聞いたら、同人誌なみのアツい回答が返ってきた(3/3 ページ)

見れば見るほど同人作家のしわざ。

advertisement
前のページへ |       

――twitterアカウントのプロフィールには、「キヤノン社内の同人作家を中心とした」プロジェクトと書かれていますが、プロジェクトメンバーの方はどのような同人活動をされているのですか?


プロジェクトメンバーの声からうまれた値札テンプレート。見本は、ラグビー日本代表の田村優選手も所属するチーム「キヤノンイーグルス」を持つキヤノンらしい「ラグビー本」。読みたい

 小説、飲食系の評論、ゲーム系の評論、イラスト集、漫画など多岐にわたります。プロジェクトのほとんどのメンバーが現役の同人作家で、なかには入社前から家庭用インクジェットプリンターで同人誌を作っているメンバーもいます。メンバーの経験を生かし、同人作家の方に「かゆいところに手が届く」と思っていただけるような活動を目指しています。

 実際に、家庭用インクジェットプリンターで同人誌を印刷するためのソフトウェア「Canon Booklet Print(ブックレットプリント)」の開発では、メンバーそれぞれが同人誌づくりに対し感じているこだわりや困りごとについて、意見を出し合いました。その結果、「ホチキスを打つ位置を印刷してくれる機能」「合同誌を作るときに困る画像のサイズ調整を簡単にする機能」などが追加されました。

 また、Webサイト「おうちでつくる同人誌」で提供しているテンプレートの製作では、「値札テンプレートはハサミで切って組み立てるだけ、ノリ無しで自立するものがいい!」といった、同人イベントの現場経験を生かしています。

advertisement

――今後の展開等がありましたら教えてください。


公式Twitterでは、お家でつくる同人誌のクオリティーを上げる情報も発信しています

 同人作家の方々にとって、家庭用インクジェットプリンターがどんな時に役立つのか、どんな活用方法があるのか、ということをより幅広くお伝えしていきたいと思っています。

 11月7日には、同人誌を印刷するためのソフトウェア「Booklet Print(ブックレットプリント)」のアップデートを行ったほか、新たに使い方を分かりやすく解説した漫画をWebサイトで開始しています。

 さらに、「同人誌づくりに向いているプリンターが分からない」という声を頂き、オススメのプリンターと、表紙・本文にオススメの用紙がセットになった同人作家応援セットの販売も開始しました。(12月末までの限定発売予定)


プリンターでイラストを印刷したプラバンで制作したピンバッジ

 家庭用インクジェットプリンターが一台あれば、本格的な同人誌印刷からトレーシングペーパーを使った個性的なアレンジ、お品書きや値札、ポスターといった同人誌即売会の定番アイテムの制作、プラバンキーホルダーなどのグッズ制作まで可能になります。

 また、プリンターは、入稿前のテスト印刷や突発のコピー本づくり、初めての同人イベントに出すための小部数印刷など、幅広い層の同人作家の方にあった使いかたでお役立て頂けると思っています。こういった情報をさらに多くの方へお伝えし、同人活動をより一層楽しむお手伝いができればと考えています。

advertisement

〇キヤノン おうちでつくる同人誌公式サイト

https://creativepark.canon/doujin/

〇公式Twitterアカウント

https://twitter.com/Canon_doujin/

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  7. 「腹筋捩じ切れましたwww」 夫が塗った“ピカチュウの絵”が……? 大爆笑の違和感に「うちの子も同じ事してたw」
  8. “膝まで伸びた草ボーボーの庭”をプロが手入れしたら…… 現れた“まさかの光景”に「誰が想像しただろう」「草刈機の魔法使いだ」と称賛の声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. これ自宅なの!? 浜崎あゆみ、玄関に飾られたクリスマスツリーのサイズが桁違い 豪邸すぎてパーティー会場と間違われたことも