ニュース

「ずっと探してる人がいるんです」 探している人と探されている人、2人の人生を4ページに凝縮した漫画が奥深い

お話に引き込まれます。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 探している側と探されている側の両方の視点から、次第に明らかになる2人の関係を描いた漫画「ずっと探してる人がいる」のラストの展開に心が動かされます。作者は漫画家の江戸川治(@edoosam)さんです。

ある女性の消息を尋ねています

 物語は「常田めいこ」を探している人物が彼女の勤め先や行きつけのお店を訪れる場面から始まります。「つい1週間前に辞めちゃったのよねえ」「アパート? 知ってるけどもう引越ししちゃってるかもよ」。勤め先やお店の人は口々に語ります。教えてもらった住所を訪ねると、アパートの住民らしき女性が「そこはもう空き部屋ですよ」と……。

常田めいこを探して……

 そして物語はめいこの視点に。「アンタの息子だって子がウチにアンタを訪ねてきてさあ」「息子が5才のときに家を飛び出したんだって?」「あわす顔がないって……バカ言ってんじゃないわよ!」――勤め先や行きつけのお店の人の言葉から、誰がどんな事情で彼女を探していたのかが浮かび上がってきます。

advertisement
誰が探しているのかが明らかに

 アパートの部屋の呼び鈴を何度も鳴らす少年。「そこはもう空き部屋ですよ」と教えてくれた女性に頭を下げて帰ろうとします。女性の頬を伝う涙。少年は泣きながら彼女を呼び止めます。「僕……ずっと探してる人がいて…」

女性のほほを伝う涙は……
2人の人生が重なった瞬間

 異なる人生を歩んできた親子の「探す側」「探される側」の2つの視点で物語が進み、最後に1つに重なる。2人が一言も語っていなくてもまわりの言葉で状況が理解できる展開が秀逸。すれ違ってしまうと思いきや、会えた――最後の展開に目頭が熱くなりました。

 この漫画の読者からは「めちゃくちゃ泣きました」「たった4ページなのに奥行きありすぎ 素晴らしすぎる涙」「この短さの中に、2人の歩んできた人生を想像させる熱量が…」「気付いたんだ…良かったねぇ2人とも…」などストーリーの巧妙さや結末に感動したというコメントが届いています。

 作者の江戸川治(@edoosam)さんは、『ホウキにまたがる就活戦争』『仁義なき吉田家』などを手掛けています。Twitterのモーメントではさまざまなショート漫画を読むことができます。

画像提供:江戸川治(@edoosam)さん

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  2. 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  3. 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  4. 高校生の時に出会った2人→つらい闘病生活を経て、10年後…… 山あり谷ありを乗り越えた“現在の姿”が話題
  5. ディズニーシーのお菓子が「異様に美味しい」→実は……“驚愕の事実”に9.6万いいね 「納得した」「これはガチ」
  6. プロが教える「PCをオフにする時はシャットダウンとスリープ、どっちがいいの?」 理想の選択肢は意外にも…… 「有益な情報ありがとう」「感動しました
  7. 川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
  8. 「防音室を買ったVTuberの末路」 本格的な防音室を導入したら居住空間がとんでもないことになった新人VTuberにその後を聞いた
  9. 間寛平、33年間乗り続ける“希少な国産愛車”を披露 大の車好きで「スカイラインGT-R R34」も所有
  10. 「そうはならんやろ!」  おじいちゃん先生が鉛筆1本でトラを描いたら……あまりの急展開が1300万表示「なるほどわからんすごい」