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コーエーテクモゲームス、「真・三國無双」「信長の野望」「三國志」等のコンテンツをWeb広告に無断使用した中国企業提訴

コーエー側は「当社ゲームの開発に携わるすべての関係者の努力を踏みにじるもの」とコメント。

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 コーエーテクモゲームスは、中国企業「杭州絶地科技股份有限公司」に対して、著作権侵害等の行為の差し止め及び侵害行為から生じた損害の賠償を求める訴訟を東京地方裁判所に提訴したと発表しました

コーエーテクモゲームスの人気ゲーム「三國志」シリーズ(公式サイトより)

 「Bekko.com」のブランド名で「我が天下」「戦国布武~我が天下戦国編~」「三国炎血伝」などのスマホ向けゲームアプリを運営・配信している「杭州絶地科技股份有限公司」は、コーエーテクモゲームスが知的財産権を保有する「真・三國無双」「信長の野望」「三國志」「太閤立志伝」の音楽やゲーム画像を、無許可で自社のゲームアプリのWeb広告などに継続的に利用しているとのこと。

著作権侵害等で訴えられた中国企業「杭州絶地科技股份有限公司の公式サイト(公式サイトより)

 コーエーテクモゲームス側はこの行為が「著作権侵害等に該当する」と判断したと言い、中国企業側の行為が「ユーザーの皆様を誤認させ、当社のパートナー企業の不利益となるばかりでなく、当社ゲームの開発に携わるすべての関係者の努力を踏みにじるものです。当社として到底看過できないことから、今般、本件訴訟を提起するに至りました」とコメントを発表しました。

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コーエーテクモゲームスが発表した声明(公式サイトより)

 またコーエーテクモゲームスは「当社グループでは、今後も、国内・海外を問わず、著作権等の知的財産権の侵害行為に対して引き続き厳格に対応すると同時に、多くのユーザーの皆様にご満足いただけるゲームを開発及び提供できるように努力してまいります」と締めくくっています。

(※)杭州絶地科技股份有限公司の「絶」は、正しくは中国簡体字です。

(Kikka)

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