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ひらがなだけの地図「えきのなまえマップ」公開 「幼児が地図を読み解く力を養えるように」
地図検索サービス「マピオン」をベースに開発。
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地図検索サービス「マピオン」を提供するワン・コンパスは、駅名を中心にひらがなだけで表示される幼児教育向けの地図「えきのなまえマップ」を公開しました。
文部科学省が定める教育課程の基準「学習指導要領」が約10年ぶりに改訂され、2020年度より小学校3年生から地図を活用する授業を行い、さらに2022年度から高校で地理が必修科目となることが決定。そんな地理的な空間認識などの向上が求められている背景から、ひらがなを覚えた幼児が自然と地図を読み解く力を養えるようにと開発。特に電車好きな幼児が多いことを意識して、駅の名前を中心にひらがな表示に。また自治体の名称もひらがなで表示されるとのことです。
なお、多彩な地図表現が実現可能な「ベクター地図」を活用したサービス開発の一環であり、また元になったアイデアは2019年度の同社新入社員・鹿野健人さんによるもの。鹿野さんは、自身が幼少時代に「父がかつて作ってくれた『ひらがなで書かれた鉄道路線図』」によって地理感覚を養った経験から、今回の原案を研修課題の中で発表。公開にあたり「鉄道に関心がある子どもたちに、どこに何という名前の駅があるのかについて考えながら見てほしいです」と語り、「漢字との切り替え機能があるので、漢字の学習にも役立つと思います」と別の活用法も紹介しています。
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「えきのなまえマップ」は、同社の実験サイト「マピオンテックラボ」で公開中です。
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