ALS公表の“ニャンちゅう声優”津久井教生、腫瘍摘出後の状況を報告 「やはり筋肉の能力低下が進んでしまいました」
自主トレを続け、今の状態を維持していきたいとつづっています。
「ニャンちゅう」の声を担当しており、難病の「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」と診断された声優の津久井教生さんが2月13日、ブログを更新。腫瘍と副腎の摘出手術を受けた後の体調や、ALSの進行具合について報告しています。津久井さんはALSと診断された時に腫瘍が見つかっており、12月に摘出手術を受けていました(関連記事)。
1月9日のブログで「腫瘍は良性」と報告していた津久井さん。手術から2カ月が経過した現在、「傷あとはだいぶ落ち着いている」「傷あとのすぐ下の部分の感覚麻痺以外は順調に回復していると思います」と体調について説明しましたが、進行性の病であるALSについては「『腫瘍摘出手術』の影響でやはり筋肉の能力低下が進んでしまいました」と明かしました。
歩行に関しては「自力歩行と杖を使っての歩行も困難になって来て車椅子がメインの移動になって」いるものの、その場でのつかまり立ちは「現状問題なくできて」おり、つかまり移動も「多少たどたどしい部分はありますが短い距離であれば大丈夫」と説明しています。
手の動きに関しては「右手が肩以上に上がらなくなってきはじめて」おり、食事や歯磨きなどの日常生活に支障をきたし始めていると明かしています。「指の動きがまだかなり大丈夫」な点が“救い”とのことで、多少の違和感がありながらもPCのキーは打てるとのこと。楽器演奏は「残念ながらピアノが弾けなくなりました」「ストロークと巡回コードであればギターとウクレレはまだ弾けます」と明かしており、“弾ける間に何かしたい”と演奏への意欲をみせています。
呼吸と発声は問題なく、レギュラーの仕事は全てこなせているとのこと。しかし「かなり重度の花粉症」だという津久井さんは、今後ALSの症状と重なることを懸念しているほか、トイレが「一番困る」と明かしています。バリアフリー仕様でなかったり、車いすで中に入れない場合は「杖で行かなければならず危なっかしいです」と説明し、「スタジオや仕事先ではバリアフリーは難しいのが現状です」ともつづっています。
現在の治療方法については、「ALSの進行を遅らせるリルゾールのみの治療で後は自主トレ中心です」と説明。2月になってさまざまな申請が通ったので、週に1回程度、「リハビリ外来」に通っているという津久井さんは、「自主トレとリハビリテーションと体調管理に努めていきたい」「やりたいことをやっていく計画を前に進めていきたい」と今後の活動について意欲をみせていました。
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