コラム

「ザ・昔の駅」「この佇まいが本当にいい」 日本最古の現存駅舎・旧長浜駅舎で「あの時代の活気」を感じた【写真32枚】(2/3 ページ)

もうすぐ138歳!! 鉄道誕生初期の時代にほんわかタイムスリップ。

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は?? 長浜駅前に大阪城がある……!?!?「長浜鉄道文化館」「北陸線電化記念館」もいい展示たくさん

 続いて「改札口」をくぐって、奥へ行きましょう。まずは長浜鉄道文化館です。


長浜鉄道文化館の入り口

 ここでは、長浜駅や北陸線の歴史に関する展示を見ることができます。

 駅で実際に使われていた時計、ホーローの駅名標、運賃表。貴重な史料に、思わずじっくり見入ってしまいました。

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 このほか館内には、プラレールをはじめとする電車のおもちゃ、絵本、ジオラマもあります。親子連れの見学者も多く、お子さんはおもちゃで遊んでいました。親子鉄も、そうでない家族も楽しく過ごせそうです。


時計もホーローの駅名標も実際に使われていたもの

昭和22年当時の運賃表。東京までの3等運賃は130円でした

現長浜駅のジオラマ。なぜか駅の背景は大阪

 Nゲージが走る長浜駅のジオラマがなかなかすごい。なぜか背景が大阪城。そういえば長浜は戦国武将石田三成の出身地。三成つながりで、その主君がいた大阪城……なのかもしれません。

 続いて北陸線電化記念館にも行きましょう。鉄分はこちらの方が濃いめです。


北陸線電化記念館。入り口から迫力満点の機関車が見えています

 ここには、電気機関車のED70形と蒸気機関車のデゴイチことD51形が静態保存されています。

 もちろん運転席にも上れます。当時の運転士気分を味わえます。いい感じです。

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電化後に活躍した、ED70形。

デゴイチは迫力たっぷり!

電気機関車の運転席に入れるのは珍しい……かも

蒸気機関車の運転席はテンションが上がる!

 このほか、ランプやタブレット、改札鋏(かいさつばさみ)、時計などの当時の鉄道員が使った道具も展示されています。どんな駅員さんや運転士さん、車掌さんが使っていたのかを想像していると、時間があっという間に過ぎていきます。

 見学していると、ふと踏切の警報音が聞こえてきました。2階展望台にも行けるようです。そこは小さな展望デッキ。線路のすぐ横です。眺めは文句なし。目の前を走り抜ける本物の列車も迫力たっぷりです。


さまざまなランプ。下のネクタイピンやメダルも必見

改札鋏。もしかして、これ、知らない人のほうが多くなってきた……?

展望デッキから見た長浜駅。すぐ近くです。

2階展望デッキは線路のすぐ脇。米原方面に向けて、特急「しらさぎ」が通っていった

さらに敦賀行の新快速も通過

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