ニュース

「一緒に旅行しませんか」 旅先で知らない女性に声をかけられ―― “逆ナン”から始まる漫画に引き込まれる(1/2 ページ)

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 旅先で見知らぬ女性から声を書けられた男性と、一緒に旅行をしようと誘った女性。2人の道行きを描いた漫画「来復メメント」が、読む人の涙を誘っています。作者は漫画家の模勉みきひと(@momenmikito)さん。

 年の瀬に旅行へでかけた直。駅で「一緒に旅行しませんか」と知らない女性・マユに声をかけられます。何か裏があるのかもしれないと懸念しつつも、直は彼女と1日旅行することにします。


知らない相手から声をかけられ、一緒に旅行することに

 遊園地で遊び、同じ旅館に泊まり……一緒に過ごすうちに、マユに恋をした直。それでも2人の間には何も起きず、別々に眠りにつくことに。夜中に目覚めた直は、マユのかばんにロープが入っているのを見つけ、彼女に出会ったときに自分と「おなじ景色」を見ているように感じたことを思い出します。

advertisement

 翌朝、笑顔で別れた2人。別れ際にマユは「またすぐに会えますよ」という言葉を残します。その言葉の通り、2人は程なく再会しました。自殺の名所である樹海の入り口の手前で。「ぜんぶ疲れたんです」。自分が空っぽになったことに気づいて、この場所へ来たのだと話すマユ。直に声をかけたのは、自分と同じ瞳をしていたからだと。そんな彼女に直は告げます。「君を迎えに来たんだ」


実は同じだった2人の目的地。「疲れた」と逝こうとするマユに直は……

 全てを失ってたった一人になり、空っぽになった直とマユ。その2人が出会ったことで、互いが互いの空洞を埋められる存在になったことが、じわりと胸にしみます。2人はこれからきっと幸せになれると確信できる、晴れやかな気持ちになれる結末でした。生きていればいいことがあると直を励ましたタクシーの運転手さんも、ほっこりするいいキャラ。

 読者からは「泣きそうになった」「最高。心に刺さる」「色々と考えさせられました」といった感想の声や、タクシーの運転手さんへの「好き」というコメントが寄せられています。

 「来復メメント」は第2回矢吹健太朗漫画賞で大賞を受賞した作品。模勉さんは、虐待から逃れるために罪を犯した2人の逃避行を描いた漫画『罪のない者だけが石を投げよ』を手掛けています。

来復メメント

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  2. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  3. 「ほ、本人……?」 日本に“寒い国”から飛行機到着→降りてきた“超人気者”に「そんなことあるw?」「衝撃の移動手段」の声
  4. 才賀紀左衛門、娘とのディズニーシー訪問に“見知らぬ女性の影” 同伴シーンに「家族を大切にしてくれない人とは仲良くできない」
  5. 【今日の難読漢字】「誰何」←何と読む?
  6. 「今やらないと春に大後悔します」 凶悪な雑草“チガヤ”の大繁殖を阻止する、知らないと困る対策法に注目が集まる
  7. 武豊騎手が2024年に「武豊駅に来た」→実は35年前「歴史に残る」“意外な繋がり”が…… 街を訪問し懐古
  8. 大谷翔平、“有名日本人シェフ”とのショット 上目遣いの愛犬デコピンも…… 「びっくりした!!」「嬉しすぎる」
  9. ハローマックのガチャに挑戦! →“とんでもない偏り”に同情の声 「かわいそう」「人の心とかないんか」
  10. 「口座や住居が……」 坂口杏里、SNSで“重要個人情報を垂れ流し” 「かなりまずい状態」「大丈夫じゃなさそう」心配の声