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幽霊に「なんで成仏するの」 固定観念をひっくり返す漫画が優しくてほんわか

幽霊に会いにやってきた女の子がとんでもない曲者でした。

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 そうなるのが当たり前、こうするのが普通、と一般的に考えられている「常識」は数多くあります。ですがその「常識」を少しだけ疑い考え直せば、新たな発見ができるかもしれません。今回紹介する漫画は「それはそうなるのが当たり前、というお約束」をひっくり返してしまった作品です。

 作者はカキ(@kakinuma31)さん。Twitterに漫画やイラストを精力的に投稿されています。

 どこかの山奥でぼんやりと立っている、死装束を着た幽霊の少女。彼女は10年前にここで死に幽霊となったようで、どうやら動くこともままならない、いわゆる地縛霊のようです。本人曰く「私はここにいる」と誰かに伝えられれば成仏できるけれど、山奥すぎて誰も来ないのだとか。

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 高校が決まり入学する直前だったのに……と生前に思いを馳せる幽霊の元に、とうとう人間の少女がやってきます。やっと成仏できる、と儚げな表情を浮かべた幽霊でしたが、この少女というのがかなりの曲者だったのです。

 この少女は、幽霊が行くはずだった高校の生徒でした。ミステリー部の部長である彼女は、幽霊を見ても物怖じしないどころか自撮りツーショットを撮りはじめ、幽霊の話を聞こうともせず「なんで成仏するの」「誰が決めたの?」と矢継ぎ早に詰め続けます。

 なんのかんので高校の部室まで連れ込まれてしまった幽霊と、来訪を喜ぶ部員。どうやら地縛霊というのも思い込みだったようで、10年間も何をしていたんだ……と後悔します。ですが「これから楽しめばいいじゃん、死んでから始まる人生があってもいいでしょ」という部長の言葉を受け、幽霊は「無理に成仏しなくてもいいのか」と考え直したのです。

 そして部員は「幽霊を信じない後輩に見せてビビらせてやるんだ」と、幽霊とのツーショットを撮影し、後輩にそれを見せました。ですが後輩は「幽霊はこんな楽しそうにしないですよ」とけんもほろろ。その後、この高校には幽霊が出る……というようなウワサはまったく出ず、幽霊は生徒たちと普通に接していたのでした。

 この後の幽霊については触れられていませんが、最後に死装束が左前から右前になっているあたり、生前にできなかった高校生活を楽しんでいるのだろうな……と想像できますね。

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作品提供:カキ(@kakinuma31)さん

たけしな竜美(@t23_tksn

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