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【無料配信記念】ミュージカル『刀剣乱舞』ファンが各作品の見どころを紹介!「三百年の子守唄」「葵咲本紀」編(2/2 ページ)

4月24日から5月3日まで、毎日1作品ずつライブ配信中。

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5月3日 ミュージカル『刀剣乱舞』 ~葵咲本紀~


ミュージカル『刀剣乱舞』 ~葵咲本紀~(画像出典:DMM.com内ミュージカル『刀剣乱舞』特設ページ

「葵咲本紀」 あらすじ

 「葵咲本紀」は、前日に配信される「三百年の子守唄」と同じく徳川一族にまつわるストーリーなので、見る前にぜひ「三百年の子守唄」を見ていただきたいです。さらに「つはものどもがゆめのあと」も見ていると、「葵咲本紀」の理解がより深まると思います。

 今作では、先に出陣していた蜻蛉切と千子村正に4振が合流することになります。出陣するのは、家康の次男である秀康に伝わった御手杵(おてぎね)、歌って踊れる付喪神を目指す篭手切江(こてぎりごう)、基本的にやる気がなく肩の力を抜いて気楽にいこうと明言する明石国行(あかしくにゆき)、平安時代生まれで驚きを探求する鶴丸国永(つるまるくになが)です。

 この作品では、家康の家督相続について描かれます。次男の秀康、三男の秀忠の相続にまつわる物語の中、刀剣男士たちは天下を逃すことになる秀康を見守るように任務を受けます。物語は、秀康の双子の弟・永見貞愛の登場をきっかけに、予想もしていなかったような事態を迎えます。

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「葵咲本紀」独断と偏見による胸アツポイント

 今回新たに登場する“とある存在”が、今後の刀ミュのひとつの方向性を示すものになっているので、見逃さないでほしいです。パラダイムシフトとも言えるこの存在のために、今まで見てきた刀ミュの見方すらも変わってくるため、「葵咲本紀」を見終わった後にはもう一度過去の作品を見返したくなるはずです。

 今回の無料配信でも、この「葵咲本紀」は最後のポジション。このおかげで、次の展開への期待が高まり、ますます刀ミュから目が離せなくなりそうです。

 変化という点で言えば、作品中で歌われる音楽にも変化があります。今まではどちらかというと壮大で、優雅な曲調が多かったのですが、この作品ではロック調の新曲が増えました。ブロードウェイで見たことがあるような、会話の中に歌が交じるような曲もいくつか登場します。新しい刀剣男士たちが新しい軽快な楽曲を歌う、そんな新鮮さもこの作品の魅力です。

 変化に富んで、おどろきの多い「葵咲本紀」には、ぴったりの刀剣男士が加わっています。今作で刀ミュに初登場する鶴丸国永は、常に驚きを求め、真っ白な衣装を血で赤く染めれば鶴らしくなるなどと軽口をたたいたり、舞うように刀を振るうかと思ったら、スピード感のある殺陣を見せてくれたりと目が離せません。細身の体からは信じられないような、太く凛とした歌声というギャップがあるのも見逃せないポイントです。

 そんな鶴丸国永は、平安時代生まれの太刀らしく、三日月宗近や髭切のように物事を達観して謎めいた言葉を呟いたりもして、ミステリアスな部分も持ち合わせています。鶴丸国永が何を考え、何を感じているのか、完全に理解するのは難しそうで、そんなところがこのキャラクターの魅力なのかもしれません。

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