コラム

オートバイも自転車も 二輪車のキメ写真、なぜ「右側から」が多いのか(1/3 ページ)

そういえばちょっと不思議。もちろん例外もいっぱいありますけれど。

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 オートバイも自転車も、カタログなどに載る二輪車のキメ写真は「右側面から撮られている」ことが多いです。

 もちろん左側の写真もありますが、白い背景に車体全体を写し、1枚で魅力を伝えるメインの広報写真はだいたい右側から。これはなぜなのでしょう。


オートバイの例:ホンダ「CBR250RR」

自転車の例:ヤマハの電動アシストスポーツ自転車「YPJ-R」

 その理由は「格好良く見える向きだから」です。メーカーは「商品価値を伝えるのに適している向きである」と判断し、またバイク雑誌などのメディアやオーナーが撮る写真も多くは右からです。

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 なぜ格好良く見えるのか、それは「見せたいパーツが右側にあるから」からでしょう。例えばオートバイの見た目や個性を決める要素の1つである「マフラー」は2本出しマフラーやセンターアップマフラーなどを除き、多くの車種では右側にあります。

 ズドンと太いシルバーに輝く管型サイレンサー、集合管のパイピングの美しさ、アメリカンチョッパーのカチ上げスタイル、やんちゃ系な人の竹やりスタイル、あるいは焼き色の入ったチタンやカーボンといった素材のこだわり。そんな見せたいパーツがあるからどちらといえば右側を見てほしく、そして写真に残したくなるのです。


(参考)カワサキのモンスターバイク「Ninja H2」。強烈なメカメカしさで性能のすごさと個性を演出

 ロードバイクやクロスバイク、MTBなどのスポーツ自転車の場合はどうでしょう。こちらはフレームとともに、クランクやチェーンリングの造形を自転車の顔と捉える愛好家は多いです。

 また、フレームブランドとともに主張したいコンポーネントの重要パーツである変速機とギアは右側にあります。「俺のはカンパ12速だぞ」「いいや俺のはDi2で電動だぞ」などと写真1枚でどんな自転車なのかをそれとなく伝えられます。

 でも、なぜ右側なのでしょうか?

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(参考)ビアンキの新世代電動MTB「e-SUV」
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