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どひぇぇ300キロ超えなど軽々 カワサキのモンスターバイク「Ninja H2/H2R」に2019年新型モデル、最速記録目指す(1/2 ページ)

出力は前年モデルから26馬力も高めた231馬力。【画像17枚】

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 川崎重工業(カワサキ)は、大型二輪車のフラッグシップモデル「Ninja H2」シリーズの3車種を刷新し、2019年モデルとして発売します。8月10日から順次、各国で受注を開始しています。

Ninja H2
Ninja H2

 Ninja H2シリーズは、航空宇宙部門の協力やガスタービン技術など、二輪部門(モーターサイクル&エンジンカンパニー)以外も巻き込んで川崎重工が総力を挙げて作り上げたというフラッグシップモデル。エンジンにバイクではあまり採用例のない過給器を搭載し、圧倒される攻撃的なデザイン(関連記事)とともに「高出力・高性能のKawasaki」というブランドイメージを体現したモンスターバイクとなっています。

Ninja H2
Ninja H2
Ninja H2R
Ninja H2R

 2019年モデルも、公道モデルの「H2」、H2をベースにカーボン製の外装パーツなどを組み込んだ特別仕様車「H2 Carbon」、レース専用モデル「H2R」の3車種をラインアップします。

 H2とH2 Carbonは、998ccの並列4気筒スーパーチャージャー搭載エンジン(同社は過給機構をエンジンと一体化させていることから、従来のものと区別して「スーパーチャージドエンジン」と呼んでいる)を引き続き搭載しますが、バランス型スーパーチャージャーでツアラー方向に振った姉妹車種「Ninja H2 SE」の開発で得た効率化ノウハウを生かし、それを最高速や加速性能に全振り。最大出力を前年のモデルから26馬力向上させた231馬力にまで高めました。車両重量は約238キロなので、パワーウェイトレシオは何と「1.03」です。

 また、ブリヂストンの最高峰ライダー向け最新タイヤ「BATTLAX RACING STREET RS11」やブレンボ製の新型ブレーキ「Stylema」で車体性能の強化も図るとともに、キズを自己修復する特殊塗装「ハイリーデュラブルペイント」や同社初のBluetooth通信によるスマホ連携機能などの先進装備も拡充しました。

 なお、レース専用車の「H2R」はもっと過激。2018年モデルは310馬力、ラムエア加圧時で最大326馬力を実現していました。

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Ninja H2(2019年モデル)の主な仕様

最高速度は軽く300キロ超え Ninja H2で最高速チャレンジ

 カワサキの開発者やテストライダーなどで構成されるレーシングチーム「Team 38」が、米国ユタ州のボンネビルソルトフラッツで行われる最高速を競う競技イベント「ボンネビル スピードウィーク」にNinja H2で挑んでいます。

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2016年、Team 38はNinja H2Rで参戦
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え? 時速360キロ超え……!? ひぇぇぇ(2016年の正式記録は時速354.05キロ)
Beyond Speed: Team 38 Bonneville Challenge 2018(YouTube/Kawasakiチャンネル)

 Team 38はこれまでレース専用モデルのH2Rで参戦していましたが、2018年は市販版のNinja H2に変えてクラス世界最速記録に挑戦。P-PB 1000クラスにおいて、8月11日に時速323.2キロ(時速200.852マイル)、8月14日に時速340.5キロ(時速211.621マイル)を記録しました。

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ボンネビル スピードウィーク 2018の結果

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