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デカさはロマンだ! 劇的な復活を遂げた世界最大級の蒸気機関車にしびれる(1/2 ページ)

で、でかい! 魂ゆさぶる迫力です~。

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 2019年、世界最大級の蒸気機関車が奇跡の復活を果たしました。圧倒的なデカさと美しい造形に世界の鉄道ファンがシビれています。


世界最大級の蒸気機関車「ビッグボーイ」が復活。大量の煙を上げながら出発(YouTubeより
Worlds largest steam locomotive is back! Big Boy 4014 hits the main line

 米国のYouTuberTraveling Tom氏が投稿した動画で、2019年5月に復活した蒸気機関車「ビッグボーイ」の迫力ある走行シーンを楽しめます。

 ビッグボーイは、1941年に登場したユニオン・パシフィック鉄道4000形蒸気機関車の愛称。愛称の通り、とにかく大きい(長い)。全長は約40メートル。1両でよくあるJR在来線電車の2両分あります。

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 さらに動軸は8本もあります。「デゴイチ」の愛称で知られる日本の大型蒸気機関車「D51」形は4本ですから、ここでもそのスケールの大きさが伺えます。最高速度は時速130キロ。日本のC62形蒸気機関車が試運転で記録した時速129キロを上回ります。


自動車や人と見比べるとそのデカさがよく分かる(YouTubeより

(参考)日本の蒸気機関車の最高速度記録を持つC62形(京都鉄道博物館公式Webサイトより)

(参考)このJRの在来線車両2両編成とビッグボーイ1両はだいたい同じ長さ(写真:呼んでる渋沢)

大陸横断鉄道の開通150周年記念で復元された「ビッグボーイ 4014号」

 人気のある機関車だったのでビッグボーイは現在も多く保存されていますが、そのうちの1両「4014号」が2019年の大陸横断鉄道の開通150周年に向けて復元されることになりました。

 4014号は2014年に復元工事を開始し、2019年に動態(動作、運用が可能な状態)復活を果たしました。

 動画はこの工事完了後に行った試運転の様子を記録したものです。ディーゼル機関車の力を借りながらじっくりと確認している様子を確認できます。


石炭や水を積んでいるテンダーにもライトが付いている。バック走行も可能(YouTubeより

 試運転は夕方、さらに夜になっても続きます。最初の試運転なのでゆっくりと慎重に走っていますが、走る姿と重厚なサウンドだけでもう十分な迫力です。

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 撮影しやすい場所で停車したら、いきなり多くの鉄道ファンによる撮影会状態に。あぁぁぁ、これはいい……! 車体やライトに照らされて浮かび上がる幻想的な姿に思わず見とれてしまうことでしょう……!


夕日がビッグボーイの細部を照らし、迫力のある姿が鮮明に(YouTubeより

ライトアップされた夜の停車シーンもかっこよすぎる。まるで生き物のようだ(YouTubeより

 動画には「復元してくれて本当にありがとう!」「復活を夢見ていた!」など、世界中から熱いコメントが寄せられていました。知名度と人気の高さが伺えます。

 復活したビッグボーイは大陸横断鉄道の150周年式典に無事参加した後も、各地のイベントで運行しています。スケジュールはユニオン・パシフィック鉄道のメールマガジン「Union Pacific Steam Club」に登録すると入手可能。世界最大級の蒸気機関車、どれだけデカいんでしょう。一度はこの目で実物を見てみたいものですね。また、日本のSLにも乗りたくなりました……!


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【訂正 2020年5月8日19時】初出時、C62形とした掲載写真に誤りがありました。お知らせいただきました読者の方、誠にありがとうございます
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