ITmedia ガジェット 過去記事一覧
検索
ニュース

「電車を待っていたらジャカルタ行きがきた」 とある駅ホームに進入してきた謎の電車が話題に

「ジャカルタ行き、到着します」のアナウンスが粋。

advertisement

 関東某所の駅ホームで電車を待っていたらジャカルタ行きの電車が来たーー。2019年6月7日、とあるTwitterユーザーが投稿した写真が大きな注目を集めていました。


ジャカルタへ譲渡の電車 本当にジャカルタ行きの電車が到着した!(画像提供:本人希望により匿名)

 この謎に包まれた「ジャカルタ行き」の電車は、205系と呼ばれるJR東日本・武蔵野線などで長年親しまれてきた車両。JRなど鉄道各社では、引退した車両を中古車両として海外輸出するケースがあり、このジャカルタ行きの205系はインドネシア共和国で再利用されることが決まっており、首都ジャカルタへ輸送するために移動しているところでした。

インドネシア通勤鉄道
インドネシア通勤鉄道で活躍する日本の車両

 ネット上では「お疲れ様」「向こうでも頑張れよ」といった労いや応援の声のほか、「寂しい」と現役引退を惜しむ声などもありました。

 ちなみにJR東日本ではインドネシア通勤鉄道に対して、2004年から103系、203系、そして205系の車両を譲渡しており、2018年にも205系を送り出しています。

2018年に輸出した205系

 新習志野駅の駅構内には「日本からジャカルタへ〜海を渡る回送列車〜」というポスターが掲出されており、2004年に譲渡された103系(武蔵野線)と2011年の203系(常磐緩行線)においては無料で車両の譲渡を行っているとのことです。

 ジャカルタではJR東日本だけでなく、東京地下鉄(東京メトロ)から譲渡された6000系も活躍しており、インドネシア通勤鉄道の公式サイトで紹介されています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る