コラム

ご存じですか? 中央分離帯や分岐地点にある「黄色い箱の信号機っぽいやつ」の名前少年Bの道端ばなし(1/2 ページ)

キミ、そんな名前だったんか……!!

advertisement

 中央分離帯や道路の合流地点などで「黄色い縦長の箱の信号機っぽいやつ」が点滅しているのを見かけたことがあると思います。


県道の急カーブに設置されていたブリンカーライト(なぜか若葉マークが付いていたが、設置ほやほやの新人さんなのかなー? ……そうは見えないけれど)

 写真を見れば「ああ、あれね」となる道路設備ですが、名前までは知らない人、ましてや特別に着目したことなどない人がほとんどではないでしょうか。

 名前は「ブリンカーライト」と言います。ふと気になって街を探してみたところ、統一規格の設備と思いきや、実は意外とたくさんの種類があることが分かりました。

advertisement

道路の分岐部などにあり、点滅している

漫然運転ドライバーへ注意を促す「ブリンカーライト」

 ブリンカーライトは、一般道、高速道路の中央分離帯や道路の分岐部、橋のたもとなど、事故につながる障害物がある場所や見通しの悪い場所に置かれる設備です。障害物表示灯とも呼ばれ、多くは上下2つのランプが交互に点滅して「漫然運転ドライバーへ注意を促す」のが役目です。


橋のたもとにあったブリンカーライト。かなり年季が入っており、長年ここに立ち続けるベテランさんと思われる

 本体の形状やランプの大きさはさまざまです。一体型、分離型、2灯型、1灯型、日よけあり/なし、旧式のランプ形/LED型、さまざまな種類のものが道路設備機器メーカー別にあるようです。

 箱の色は「黄色」が一般的ですが、黒や茶色、黄色と黒の警戒色バージョンなどもあります。

 点灯・点滅仕様は1分間に30~120回程度の間で調節ができるものが多く、発光色も明確に規定されているものではないようで「オレンジ」が主流ながら、白や赤もあります。


上下2灯型が一般的だが、1灯型もある

アンダーパスの分岐部に設置されていたブリンカーライト

 近年ではソーラーパネルを搭載したLED型のモデルも出てきており、ブリンカーライトも進化を遂げています。電源確保が楽ならば、設置性やメンテナンス性も良好そうです。

advertisement

ソーラーパネルで電力を確保する、スリム&LED型の現代仕様なブリンカーライトも普及してきている

 普段、無意識にお世話になりつつも特に気にすることはないブリンカーライトですが、設置場所、メーカー、年代によってさまざまなタイプがあるのですね。

 ともあれ、これがある場所は「障害物があるので注意して! ぼーっと運転していると危ないですよ。気を引き締めて!」ということ。皆さんもどうか安全運転を。普段何げなく通る道路も、運転や散歩の際にちょっと気にしてみると、何か新しい発見があるかもしれませんね。

少年B

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は…… 斜め上のキュートな活用術に「超ナイスアイデア」「こういうの大好きだ!」
  2. 「900円は安過ぎる」 喫茶店でプリンアラモード購入→見本と違いすぎる“激盛り”に仰天 「逆写真詐欺」
  3. 海の危険生物“ゴンズイ”を水槽に入れてみたら…… ヒヤリとする光景に「毒は絶対やばい」「ガチ草」
  4. 赤ちゃんが猫におそるおそる手を伸ばすと……猫の予想外な反応が130万再生 「猫沼にハマった瞬間」「赤ちゃんを認識し尊重している」
  5. 「怖すぎ」「絵面つよい」 “あの果物”が発火!? 知らないとヤバい「電子レンジに入れてはいけないTOP10」がためになる
  6. 「世界一好きな顔かも」 70万再生の“5分メイク”がスゴすぎる……! ゴージャスな仕上がりに驚き【海外】
  7. 「そうはならんやろ」 牛肉の煮込みに赤ワインを使った結果…… まさかの展開にツッコミと共感の声
  8. 8歳兄が0歳赤ちゃんにぴったり添い寝→2年半後の現在は…… 尊すぎる光景に「かわいい〜!」「成長はやい」
  9. プログラミング言語で書かれた謎の広告→「分かる人」が見ると……? 粋なアイデアが「おしゃれ」と話題 東急に制作背景を聞いた
  10. 「何倍になったんだろ」 野良子猫を保護して5年……ご立派な成長ビフォーアフターに「うん、幸せそう!」「可愛いが増量して最高!」