ある日絵本のキャラから手紙が届いたら？　『ねずみくんのチョッキ』のねずみくんから手紙をもらった5歳児の反応に心温まる

　絵本『ねずみくんのチョッキ』（なかえよしを、上野紀子／ポプラ社）に始まる「ねずみくん」シリーズは、2019年に45周年を迎えた名作絵本です。漫画家のちくまサラ（@chikumababy）さんが、45周年に合わせて行われたプレゼントキャンペーンに当選したときのことを漫画にしています。

　ちくまさんの娘さん・ムーコちゃんは2015年生まれ。ちくまさん自身、幼少期から「ねずみくん」シリーズを愛読していましたが、ムーコちゃんの読み聞かせのために再び「ねずみくん」シリーズを手に取るようになり、ねずみくんと「再会」したのだといいます。

　そんなある日、ちくまさんは「ねずみくん」シリーズ45周年を記念したプレゼントキャンペーンを見つけました。キャンペーンは、ねずみくんに宛てて手紙を送ると抽選でねずみくんからの手紙と豆皿がもらえるというものです。なんとなく送ってみたちくまさんでしたが、見事当選し、プレゼントが郵送されてきました。

　さっそくムーコちゃんにプレゼントを見せたちくまさん。事後報告でしたが、ムーコちゃんは大喜びし、「ムーコ、ずっとお手紙まってたんだ」と話しました。

　ねずみくんからの手紙は、以下の内容です。

　誤字を消した跡やかわいい署名もついた、すてきな手紙です。ムーコちゃんは手紙を受け取ってから、図書館に行くたびに「ねずみくんの本借りよう」と言うようになったといいます。手紙がムーコちゃんとねずみくんのご縁を作った、心温まるエピソードでした。

　なお、「ねずみくん」シリーズの最新刊『ねずみくんはめいたんてい』（ポプラ社）は、2020年4月に刊行されたばかりです。かつての「ねずみくん」シリーズ読者のみなさんも、大人になってからもう一度手に取れば、新たな発見があるかもしれません！

画像提供：ちくまサラ（@chikumababy）さん