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ペラペラと自己弁護する浮気夫に柴田理恵もイライラ「ホントに悪いと思っていない感じがする」 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(1/2 ページ)

セールストークみたいな反省の弁。

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 「テレフォン人生相談」(ニッポン放送・月~金曜11時~)先週のハイライト。今回ピックアップしたのは6月18日(木)放送の柴田理恵パーソナリティー回。

 自身の浮気が原因で妻から離婚を求められているという相談。「テレフォン人生相談」の定番といえば定番なのだが、いつになく回答者たちのアドバイスが厳しい。

ホントに悪いと思っていない感じがする

 相談者は41歳男性。専業主婦の妻41歳。息子8歳。娘6歳。

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 「妻と今、別居中でございまして。理由は私の浮気にあるんですけれども、なんとか関係を修復したいなと思っておりますが、妻もなかなか怒りをしずめてくれず……」

 現在はアパートを借りてひとりで住んでいるという相談者。浮気がばれ、妻から離婚届を突きつけられたというが、その前に二度ほどアクションがあったようだ。

 「私の浮気相手……まあ会社の女性なんですけども、直接会いに行ったのがひとつ目のアクションで」

 その時は、相手の女性がはぐらかして話には応じず、すぐに相談者に電話をくれたおかげでフォローができ、大事には至らなかったという。

 「それから2週間くらい経ってから、あらためて『アナタ、その子だけじゃないでしょ』ってことで。LINEとかメールを見て、確信を持ってのアクションだったもんですから、私もそこで非を認めて謝罪をしました」

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 さらにその2週間後、妻から協議書と離婚届を提示されたという。

 「懇願をしたものの、『気持ちは変わらない』ということになり、なんとかつなぎ止める手段として、私が出ていきますと」

 「会社の女性ですね、最初の浮気。その人とはホントに浮気してたわけですか?」

 「そうですね、はい」

 「その女性とは今も続いているんですか?」

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 「そのことが発覚する前の段階で別れは告げておりまして、その後に妻がアクション起こしたということなんですが……」

 しかし現在でも状況を報告しあうため、浮気相手と連絡は取り合っているという。妻バレする前に別れを告げていたというのはタイミングがよすぎるが、本当のことなのだろうか?

 「それ以外にも(浮気相手は)何人もいたわけですか?」

 「何人もではないんですけれども、出会い系で知り合ったようなですね、お遊びの女性ということで、それがひとりです」

 会社の女性との浮気に加えて、出会い系でのお遊びまで、やりたい放題だった相談者。逆に言えば、それだけ妻から心が離れているのならすんなり離婚を受け入れてもよさそうなものだが……。

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 「自分の愚かさ、家族の大切さ、妻に対する思いっていうのがあらためて……」「家族の元に戻って、父親として夫として、修復できるもんなら修復したいという思いが強くあるので」

 大げさに反省の言葉を並べる相談者だったが、柴田理恵は冷静に返す。

 「奥さんが全然信用しないのも、ちょっと分かる気がするんです。今、アナタのお声聞いてるとね、なんか都合良くペラペラ自分のことを守るなあって。ホントに悪いと思っていない感じがすごくする」

 「電話では淡々と話しているように聞こえますけど、やっぱり涙は止まらなくなったりとか、他の子とか見たりすると、すごく思い出したりとか後悔したりとか。何とかならないかなっていう思いに駆られている部分は当然あるんです」

 「……うーん」

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 必死の反省アピールが柴田にまったく響いていないのを感じたのか、ここから弁解スタート。相談者夫婦は結婚してから10年近くなるものの、夫婦の営みは数えるほどしかないと言い出した。

 「そこについては妻も自分で認識していて、『母親になってからはまったくそういうことをやる気がなくなった』って言ってるので。『100%アナタに非があるとは思わない』とは言ってくれているんです」

法廷ではみんな「ホントに反省しています」と言う

 この日の回答者は弁護士の塩谷崇之。

 「一通りお話しを聞かせて頂きました、アナタに対してはちょっと失礼かもしれないけれども、なんかこう、セールストークのような感じに聞こえるんですよ」

 この場をなんとかうまくやり過ごそうという気持ちばかり透けて見えて、反省している様子、今後こうして行きたいという決意、相手を思いやる気持ち、そういったものがまったく伝わってこないと指摘。

 「もし同じような話し方で奥さんと話しているんだとすると、奥さんも『ああ、この人とやり直すのは無理だな』という風に思っているんじゃないのかな」「『非を認めて謝罪した』という風におっしゃったけど、どう謝罪したんですか?」

 「『申し訳なかった』っていうことですね。言葉で。実はその後に、離婚届をホントに出された時には、もう感情が出てきて、涙ながらに謝り、土下座もしました、そこは」

 「うーん」

 「その後、何回か話す機会があった時にも『ボクをビンタしてくれ』っていう風に自分からお願いして、3発ビンタを食らったんですけど、その時は彼女の心の痛みとかすごく伝わってきてつらかったです」

 「そうかなぁ?」

 その痛み、単にビンタの痛みじゃないの!? 土下座だビンタだと、この相談者が言うことはイチイチ芝居がかっている(ホントにやったのかもしれないけど)。塩谷は弁護士として刑事事件の裁判に立ち会っている経験から、法廷ではみんな「ホントに反省しています、もう二度としません」と言うとぶった切る。

 「言葉じゃないんですよね。土下座すればいいっていうことでもないんですよ」

 相談者は許してもらうための手段として、どういう言葉を口にするか、どういう態度を取るかということばかり考えているが、それだけではダメなのだ。

 「この人(妻)の気持ちをどうすれば癒やしていけるんだろう、そこをやっぱり考えないといけないんであって、許してもらいたいという気持ちが前面に出たら、謝ってることにならないと思うんですよ」

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