アルバイトの時給、全国平均が3カ月ぶりに前月を上回る 飲食、販売、旅行など、減額のままの職種も
接客を伴う職業などは、まだまだ厳しい状況が続いています。
アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を運営するディップが求人広告データを分析、2020年6月のアルバイト時給データを発表しました。
全国の平均時給が3カ月ぶりに前月を上回るなど景気回復のきざしも見られますが、接客を伴う職業などでは、まだ持ち直したとは言えない職種もあります。
6月のアルバイト平均時給は1097円で、前月比32円増、前年比15円増と、ともに上回りました。
「バイトル」に掲載された求人件数は約12万件で、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響がなかった前年同月と比べると31.3%減と下回っているものの、前月との比較では16.2%増となっており、全体的にみるとコロナウイルスの影響から回復しつつあるようにも見えます。
平均時給を職業別にみると、9職種中6職種が前月比より上回り、9職種中4職種で前年比より上回っています。時給が上がったのは「テレアポ・データ入力」などの「事務的職業」(1271円、前月比74円増・前年117円増)や、「サービスの職業」(1230円、前月比24円増・前年比52円増)などでした。
高時給職種ランキングTOP10(2020年6月)に注目すると、「テレアポ・テレオペ」(6位から8位)、「オフィスその他」(圏外から9位)といった事務的職業で時給が上昇。「イベント関連」(先月3位から2位)、「居酒屋・バー」(先月ランク圏外から10位)でも上昇がみられます。
緊急事態宣言措置が解除され、徐々に自粛の影響も落ち着いてきたようにも思えますが、「携帯・家電販売」(6位から7位)「薬剤師・登録販売者・薬局」(7位から8位)など、店頭での接客を伴う職業の順位が下がっていて、まだ安心はできないようです。
エリア別に平均時給を見ると、関東・東海・関西エリアでは前年と同額かそれ以上という結果となっていますが、九州エリアのみ前年を下回っています。さらに、今月の豪雨災害の影響も加わることを考えると、厳しい状況が続くことが予想されます。
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