気象庁「マグニチュードを過大に推定した」　緊急地震速報について説明

　気象庁は7月30日、同日午前中の緊急地震速報について、「マグニチュードを過大に推定した」と説明しました。

　午前9時36分ごろ、千葉県南方沖で強い地震が発生したとする発表がありましたが、その後揺れは観測されず、Twitterでは安堵の声や疑問に思う声があがっていました。

　気象庁によれば、本来の震源は伊豆諸島の鳥島近海でしたが、システムの誤りで千葉県南方沖を震源と設定したため、マグニチュードを7.3と過大に推定してしまったとのこと。実際のマグニチュードは5.8であり、震度1以上の揺れは観測されず、津波の心配もありません。

　気象庁は「今後とも、緊急地震速報の精度向上に努めてまいります」としました。