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昔はこんなガチなマシンが結構安く買えた メーカー直系のぶっ飛びコンプリートカー5選(1/2 ページ)

みんな知ってる伝説のクルマから、知る人ぞ知るやりすぎマシンまで、「あの」5台を振り返ります。

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 何じゃこりゃ、本気すぎるぞー!! と、トヨタのモータースポーツ部門「TOYOTA GAZOO Racing」による、いわゆるトヨタ純正ともいえるコンプリートチューニングカー「GRヤリス」(関連記事)が「すごすぎる」と話題です。


ヤリスをレース参戦を見込む272馬力+四駆とし、“ほぼ別物の独自設計”で作られたガチな高性能モデル「GRヤリス」。価格は396万円から

 コンパクトカーの主力車種「ヤリス」(関連記事)を、よくぞここまでヤンチャなマジ仕様にしちゃったな……と多くの人が驚くほどの力の入れようで、ホントにブッ飛びに速いそうです。

 それと同様に、過去にも同じくらい衝撃的だったメーカー直系のワークス系ブランドが手掛ける本気のクルマがありました。

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 今回はそんな「あの車種をよくぞそんなに……」「あのころは金さえあればこんなすごいクルマを買えたのか!?」と驚いてしまうワークス系ブランドの伝説ぶっ飛びコンプリートカー5車種を振り返ります。

ほぼGTマシン!? ド派手エアロ+ワイドボディーで圧倒的な存在感を放った「TRD 3000GT」

 1台目は、トヨタ系のTRD(トヨタ・レーシング・デベロップメント)が1994年の東京オートサロンで発表した「TRD 3000GT」です。

 TRD 3000 GTは80型スープラをベースにしたTRDによるコンプリートカー。その迫力ありまくりな姿で当時のクルマ好きの間でも「GTマシンからステッカーを剥がしただけのようだ」などと話題になったそうです。


TRD 3000GT(画像:TRD)

 見るからに空力性能の高そうなリアウイング、そしてボボンッと広げられたワイドボディー。こんなの「もろチューニングカー」が本当に出ちゃったんですね……。

 ちなみにTRDは現代も、最新型であるA90型スープラをベースに、この3000GTをほうふつとさせるマシンを再び製作しています(関連記事)。こちらもすごそう………登場に期待です。

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「GRスープラ Performance Line CONCEPT “TRD”」

280馬力規制時代に度肝を抜いた究極のGT-R「NISMO 400R」

 R32からR34までの第2世代GT-Rをはじめとするスポーツカーが活躍した平成初期、国産車は、2004年ごろまで最高出力を280馬力に自主規制していた時代がありました。

 そんな中、日産直系のモータースポーツ/チューニング部門会社であるNISMOが、R33型スカイラインGT-Rをベースに「400R」というコンプリートカーを送り出しました。新車価格は何と1200万円。ベース車の倍以上する特別すぎる限定車でした。


NISMO 400R(画像:NISMO)

 ただ者ではない雰囲気を漂わせるエアロパーツ、クラッチやプロペラシャフト、足回りに至るまで、33RをベースにNISMOが走りを追求して仕上げたマシンですが、やはり注目はエンジンです。N1マシン譲りの2.8リッター直6ツインターボエンジン「RB-X GT2」を搭載し、車名の由来となる400馬力をたたき出します。

 日本の280馬力規制はあくまで日本自動車工業会に加盟しているメーカーが自主規制したというタテマエであり、輸入車やNISMOのようなメーカーが手掛けるコンプリートカーは例外。当時、そんな中での新車で「400馬力」は強烈なインパクトを残しました。

 この伝説のNISMO 400Rの名は「現代」によみがえっています。現行スカイライン(V37型/関連記事)に用意したハイスペックグレード「400R」です(関連記事)

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 出力は、スカイライン(のメーカー市販モデルで)史上最大馬力とする405馬力(298kW)。最大トルクも48.4kgf-m(475Nm)/1600~5200rpmと低回転域から広くズ太く発生するように特別チューニングしたという3リッターV6ツインターボエンジン「VR30DDTT」を搭載します。


スカイライン 400R めっちゃ速いですこれ

その素性の良さから、チューニングブランド各社もチューニングベース車に選択するほど(東京オートサロン2020出展車)

そういえば日産は近年、R35 GT-Rベースの50台限定のウルトラ特別モデル「GT-R50 by イタルデザイン」も約1億円で販売(写真は東京オートサロン2020に出展したプロトタイプ)
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