鍵をかけると不透明になる「丸見えな公共トイレ」が渋谷区に誕生 「入るのに勇気いる」「不審者の待ち伏せを防げる」などの声(1/2 ページ)
トイレが清潔かどうかもチェックできる。
東京・渋谷区内に現れた、鍵をかけると中が見えなくなる“丸見えな公共トイレ”がTwitterで反響を呼んでいます。なかなかに衝撃的なビジュアル。
一見すると、外壁のガラスが透けて中が丸見えですが、鍵をかけると「一瞬で中が見えなくなる」という仕組みの斬新なトイレとなっています。ガラスからライトの光が漏れているのもあって、なんだか幻想的です。
まだ工事中だった7月末にそのトイレを偶然目撃した、サイボウズでブランディングを担当する大槻幸夫(@yukio)さんが「なんじゃこの公衆トイレは!?」と驚きの声とともに投稿したことで話題に。工事の関係者が実際にトイレの鍵をかける動画も公開し、「すごい!」「入るのに勇気いる」「変質者対策としては有効そう」など、さまざまな声が寄せられました。
今回の“透明トイレ”は、日本財団が発表した、だれもが快適に使用できる新しい公共トイレを、渋谷区の協力を得て同区内の17カ所に設置するプロジェクト「THE TOKYO TOILET」のうちの1つ。目撃された「はるのおがわコミュニティパーク」以外に、「代々木深町小公園」にも設置されています。
なお、同企画には世界で活躍する16人のクリエイターが参画しており、上記に設置されたトイレはどちらも坂茂氏によるデザインとのこと。
コンセプトは、夜に美しい行灯(あんどん)となり、そして2つの心配をチェックできるトイレ。公園のトイレに入るときに気になる「トイレの中のきれいさ」と、防犯対策として「中に誰も隠れていないか」を新しい技術で確認できるとしています。
同プロジェクトは、公共トイレの「暗い、汚い、臭い、怖い」といたイメージを払拭する目的もあるようで、デザイン性の高いトイレを設置するだけでなく、「従来に比べ清掃をはじめとしたトイレの維持管理を強化する」とのこと。
現在は上記2つのトイレ以外にも、「恵比寿公園」には片山正通氏がデザインした、“ベンチや樹木のように何気なく公園に佇むトイレ”が完成しています。今後も「東三丁目公衆トイレ」「西原一丁目公園」「神宮通公園」といった場所の公共トイレが順次竣工予定で、2021年夏までにすべてのトイレの設置が終わる予定です。
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