【マジで方言じゃないと思ってた】広島県の受験生「さっきのテスト、みやすかったね!」→試験官(カンニングか……?)(1/2 ページ)
東京の試験会場で話していたら、勘違いから別室に呼び出されたとか……。
え、この言葉通じないんですか!?―― そんな体験談を日本各地の方に聞く読者募集企画「マジで方言じゃないと思ってた」。今回は広島県出身の方に「みやすい」のお話を伺いました。
カンニングじゃないけど「さっきのテスト、みやすかったね!」
広島県出身。学生時代に、東京まで大学受験に行った同級生2人から聞いた話です。
テスト終わりの休憩時間に「さっきのテスト、みやすかったね!」と2人で話していたそうなのですが、それを偶然聞いていた試験官の先生が突然顔色を変え、「君達、別室に来なさい」と言ってきたそうです。
「みやすい」は広島県の方言で「簡単」という意味があり、「さっきのテスト、簡単だったね!」と話していただけなのですが、「みやすい」を「見易い」と勘違いされ「さっきのテスト、カンニングしやすかったね!」と話しているのだと疑われたとか。たまたま広島出身の先生がいて、事なきを得たそうですが……。
この話を聞くまで共通語だと思っていましたし、大学進学後、広島を離れた今でもたまに使ってしまいますね。
※編集部注:「みやすい」は山口県、岡山県などでも使われるという。ちなみに、体験談の「テストがみやすい」は、この方言を紹介する際の例文としても定番。もっとも誤解されやすい場面なのかもしれません。
―― 「テストがみやすい」以外だとどんな風に使われる方言なんですか?
例えば、母親に叱られる(逆上がりができなくて)ときなどに
「こがーにみやすいことができんでどーすんじゃ!」
とか。そんな風に使ってましたかね。
最近だと、息子が靴ひも結びに苦戦していたので「大人でもみやすくはできんけぇ、時間かかってもええんよ」と言ったり、嫁に「モニターがあるけぇ、バック駐車もみやすいじゃろ」と言ったり。嫁は広島人ではないのでやはり「見易い」だと思われたようで、「見通しが悪いから全然見にくいけど?」と言われました。
本企画では取材させていただける読者の体験談を常時募集しています
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.