滝川英治、脊髄損傷の大けがから3年 「僕は障がい者です」「結論は出ていません」と“生きること”への思いつづる
滝川さん「特別な個性なんだと押し出せるようになりました」
俳優の滝川英治さんが9月15日、脊髄損傷の大けがを負ってから3年が経過したことをブログで報告。制限のある体で生きることへの苦悩を明かしつつも、「我慢強く耐え忍べば、必ずや光が見えてくる」と希望を持って前進する姿勢を示しています。
滝川さんは2017年9月15日、ドラマ「弱虫ペダル Season2」の撮影中に自転車の転倒事故に遭い、脊髄損傷の大けがで入院。懸命なリハビリに励み2018年10月に退院すると、2019年1月にはBSスカパー!「PARASPORTS NEWS アスリートプライド」のMCとして芸能活動を再開させました。
事故から3年が経過し、「本当にあっという間に感じます」と所感をつづった滝川さん。心身ともに支えてくれた家族、友人、ファンに向けて心からの感謝を伝えた一方で、「僕は障がい者です。『前を向いて行こう』って言葉では簡単に言えるけれど、『前を向く』ことがどれほどどれほど難しいことかにも身をもって直面してきました」と人生を一変させた大けがに立ち向かう中で何度も挫折を繰り返してきたことを明かしています。
またコロナ禍を迎えて“命”について考える機会が増えたそうで、「心も体もこんなにも痛いし苦しいのに『なんで生きてるのかな?』『何の為に生きてるのかな?』『俺はなにを必死に生きようとしてるのかな?』…本当の所、結論は出ていません」と正直な胸中を吐露した滝川さん。制限のある体で生きること、またそれを発信することで生まれる賛否などについて考えをつづり、「それでも、障がいを人とは違うんだと差別的に引いてしまうのではなく、人とは違うんだと特別な個性なんだと押し出せるようになりました」と少しずつポジティブな思いが生まれていることも告白しました。
自身にとっての大けがのように、多くの人が何かしらの悩みを抱えながら生きているとした滝川さん。その上で、「当たり前のように生きていることって輝かしいし、めちゃくちゃ凄いことだと思う。だから、もっともっと自分を褒めて褒めて褒めちぎって、愛して愛して愛撫してほしいです」「この苦難の中に起つみんなは凄いことなんだよ! 俺も凄いよ!」など苦悩を抱えながら生きる全ての人に力強いエールを送っています。
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