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何でしょうこの景色は!! アルプスを目指すスイス「ヴェンゲルンアルプ鉄道」のワックワクな前面展望(1/2 ページ)

見続けてしまいますよ。

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 あぁぁ……何て美しい景色なのでしょう。アルプスを眺めながらグイグイ登っていく絶景の登山鉄道がスイスにあります。

 こちらはスイスの中央部を走る「ヴェンゲルンアルプ鉄道」。英国の鉄道系YouTubeチャンネルTimsvideochannel1で、普段の客車からは見られないヴェンゲルンアルプ鉄道の前面展望を楽しめます。


アルプスの絶景を眺めながら坂道を登る!(Timsvideochannel1/YouTubeより、以下同)

ヴェンゲルンアルプ鉄道(スイス政府観光局公式Webサイトより

 動画は麓のラウターブルンネン駅からスタート。この路線では麓の駅ですが、既に標高は約800メートルあります。

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 途中、建物やトンネルの幅ギリギリのところも通ります。ヴェンゲルンアルプ鉄道は線路幅800ミリとのことで、急勾配区間をラックレールでグイグイ登る「ラック式」を採用。レールの間にもう1本、ギザギザのギアが付いたレールがあり、車両の歯車とかみ合わせて急勾配を運行します。日本にもある762ミリ幅に近いナローゲージの車両のようで、駅のホームもかわいく小型です。


ラックレールのあるナローゲージ。ポイントの形にも注目

 開始からおよそ2分で列車はいよいよ急勾配に差し掛かります。勾配は最大で250パーミル(‰)。日本の最急勾配アプト式鉄道として知られる大井川鐵道井川線(関連記事)は90パーミルなので、かなりすごい勾配なのが動画からも伺えます。

 動画の4分30秒ごろ、岩石がむき出しな素掘りと思われる幅ギリギリのトンネルを通過します。ヴェンゲルンアルプ鉄道が挑む大自然の一部を感じられます。そして、23分30秒ごろのカーブを曲がると景色が開けて、目の前に雄大なアルプスの山々が登場します。

 終点のクライネ・シャイデック駅は標高2061メートルにあるターミナル駅です。ここで乗り換えとなるユングフラウ鉄道は、ヨーロッパ最高地点の鉄道駅である標高3454メートル「ユングフラウヨッホ駅」まで行けます(関連記事)。


建物を見るといかにきつい勾配具合かが映像からも確認できる

素掘りの狭いトンネルも迫力満点。いろいろなドラマを感じさせる

終点のクライネ・シャイデック駅(標高2061メートル)

 動画には「なんてすばらしい乗り物なんだ……」「世界一きれいなナローゲージだ!」など、その景色に魅了された人のコメントもたくさん。

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 スイスはアルプスを目指す登山鉄道が複数運行しているので、観光で訪れるならばアルプス絶景路線の乗り比べなども楽しんでみたいですね!


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