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新しい生活様式、「慣れた」と思ってもその裏にはストレスが…… “疲れ”に気付いた体験談漫画に共感の声

自分のことをもっといたわろう。

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 マスク着用やソーシャルディスタンスなど、新しい生活様式に慣れてきた一方、実は不安な気持ちを見過ごしているかもしれない――それに気付いた体験を「自分の疲れに気付きにくい人へ」と描いた漫画が反響を呼んでいます。作者は漫画家の竹内絢香(@ayakatakeuchi56)さんです。

自分の心に耳を傾けてみようというお話

 「慣れ」って怖いな、という竹内さん。以前は気にしていたCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染者数も前ほど気にならなくなり、「ウィズコロナ」と呼ばれる新しい生活様式にも慣れてきた頃、竹内さんはこのまま「新しい普通」を過ごすようになるのかな~と考えていたそうですが……。

 ある日、自分の作品に対する否定的なコメントを見つけてしまった竹内さん。いつもなら「全人類に好かれるのは無理だから」とやり過ごせるのですが、この日ばかりはコメントが頭から離れず仕事も進まず、ついには泣き出してしまったといいます。

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 そこで気づいたのは、自分が「傷んでいる」ということ。映画館や美術館、温泉に旅行など、大好きな場所に行けず、友だちを気軽に誘えない状況などでたまっていたストレスが、否定的なコメントをきっかけにあふれ出てしまったのです。

 新しい日常を作ろうと努めている背後には、「沢山の不安や我慢が押し込められているとも感じる」と竹内さん。今の状況に慣れたとは言っても、根本的な不安が解消されたわけではないのだから、自分をいたわっていこうと結んでいます。

 今、私たちは新しい生活様式を取り入れて、何とか乗り切ろうとしている真っ最中。しかし、その裏では大きなストレスを抱えている人も多いかもしれません。だからこそ、竹内さんの漫画のように「生きてるだけでえらい」と自分を認めながら、心の声に耳をすましていけたらいいなと思いました。

 漫画の読者からは「読後に心が軽くなりました。自分の細かい気持ちをやり過ごすことに慣れていることに気づきました。気づいてあげることからまた始めようと思えました」「そうなんだ、わたしは傷ついているんだな、不安なんだなってストンと納得しました」「めっちゃわかります…未だにわりと自粛してるので、不自由さを感じながら生活しています」など、不調の理由に気づけたというコメントが寄せられています。

 竹内(@ayakatakeuchi56)さんはSNSでさまざまな作品を公開。疲れた心に寄り添う無理しない生き方を描いたコミックエッセイ『がんばらなくても死なない』を出版しています。

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画像提供:竹内絢香(@ayakatakeuchi56)さん

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