言われたら傷つく「こんなこともできないの?」という言葉とその感情についての漫画が、心に留めておきたい考え方です。他人や自分を責める前に。
作者の竹内絢香(@ayakatakeuchi56)さんは以前、「もう全部ムリだわ…」「この先楽しいことがあるなんて全く思えない…」と仕事以外のことができなかったつらい時期があったそうです。しかし、今その当時を振り返ってみると、“こんなこと”で悩んでたのかと感じ、竹内さんはハッとします。
自分が「できなかった」ときの気持ちを忘れた結果「なんでこんなことで」と思ってしまったことに気づき、「『出来る人』には『出来ないこと』が『わからない』のだ」と思い至ります。
そして世の中はだいたい「できる人」に作られているようで、「できて当たり前」と思われている物事も多くあります。でも人によっては向き不向きがあり、時には心や体を壊してしまったりして頑張りたくても力が出ないときもあります。
そこで、大切になってくるのは「そういうこともあるよね」という相手に寄り添う想像力。できない相手を責めることなく、「できない気持ち」に寄り添える人でありたい。そしてそれは自分に対しても同様で、「なんでこんな簡単な仕事もできないんだ〜私のアホ…」なんて自分を責めたくなるときも、「こういう日もあるさ…」と、自分にも人にも“やさしい想像力”を持っていたい、と竹内さんはまとめています。
生きていく中で多くの人がどちらの立場も経験する内容だけに、読者からは「わかる」と共感する声から「肝に銘じたい」といった声までみられ、中には「今こういう状況で悩んでいたので、少しスッキリしました」という声も届いています。
竹内さんのコミックエッセイ『がんばらなくても死なない』では、今回の漫画冒頭で描かれた、竹内さんが悩みのどん底にいたときや会社員時代を振り返って気づいた「日々の考え」や「毎日をちょっとラクに生きるヒント」を紹介。タイトル通り、頑張りすぎて疲れたひとの心に寄り添う内容となっています。
画像提供:竹内絢香(@ayakatakeuchi56)さん
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