連載

プリキュアで10年以上信じられている“7つのウワサ”を検証するサラリーマン、プリキュアを語る(1/3 ページ)

ネットでまことしやかに語られているプリキュアのウワサ話を検証しました。

advertisement

 プリキュア界隈(かいわい)では、10年以上もまことしやかに語られている謎のウワサ情報が多々あります。「銀魂がプリキュアパロディーをしたら東映が激怒した」「親からのクレームで水着がNGになった」などなど……。

 これらが本当なのか? ウソなのか? 今回はそのあたりを調べていきたいと思います。

kasumi プロフィール

プリキュア好きの会社員。2児の父。視聴率などさまざまなデータからプリキュアを考察する「プリキュアの数字ブログ」を執筆中。2016年4月1日に公開した記事「娘が、プリキュアに追いついた日」は、プリキュアを通じた父娘のやりとりが多くの人の感動を呼び、多数のネットメディアに取り上げられた。


10月に入り盛り上がりを見せてきた「ヒーリングっどプリキュア」

「ヒーリングっどプリキュア」急展開

 「ヒーリングっどプリキュア」が10月に入って急展開です。

advertisement

 コロナ禍中の2カ月の再放送もあり、ストーリーの縦軸がゆったりと進行していた印象のあった「ヒーリングっどプリキュア」ですが、10月に入り急展開。がぜん盛り上がりを見せてきました。

 10月11日放送の第28話「苦しみの再来!?ダルイゼン、あなたは」では、幼少から病弱だった主人公、花寺のどか(キュアグレース)の病気の原因がプリキュアの敵ビョーゲンズによるものであったことが判明しました。


幼少の花寺のどかが病弱だったのはダルイゼンが原因だった?

 敵幹部ダルイゼンによって病原体の結晶メガパーツを体に入れられ「宿主」とされてしまったのどかちゃん。その体から出てきた黒いモヤは、ダルイゼンそっくりの姿のケダリーとなりプリキュアの前に立ちはだかります。

 なぜ、のどかちゃんの体から出てきたケダリーがダルイゼンそっくりなのか? のどかちゃんは幼少期にダルイゼンの宿主にされ、それが病気の原因だった!? そんな急展開にネット界隈でも大きな盛り上がりを見せました。


花寺のどかの体から出てきたケダリー

 ただ、このときは大人ネット民のやや悪い所も出てしまい「プリキュアが出産した」「ダルイゼンとのどかの子どもがケダリー」「プリキュアが母親になった」などの面白がりワードが過熱してしまいました。

advertisement

 結果「プリキュア 出産」「プリキュア 母親」などがTwitterトレンドに入ることとなり、プリキュアを知らない人たちにまで良からぬ誤解を与えることになってしまったのです(実際は「出産」や「子ども」といったワードは一切作中では出てきません。作中の描写は「宿主から病原体が出てきた」というだけです)。

 こういった「膨らんだ情報が外に出て一人歩きして成長、拡散していく様子」は、まさに今作のメガビョーゲンそのものなのですが、プリキュア界隈に限らずウワサや流説はこうやって広まっていくのだな、と実感したものです。


第28話でメガパーツを体に入れられ倒れてしまった花寺のどか

 これ以外にもプリキュア界隈には「10年以上信じられているウワサ情報」というものがたくさんあります。

 ファクトチェックが必須の現代。「面白ければウソでも良い」は令和の時代では通用しません。今回はそれらプリキュアの流説の一部を見ていきたいと思います。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  6. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  7. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  9. 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  10. 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」