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「天穂のサクナヒメ」に便乗して、最近食べてるお米「プリンセスかおり」を紹介するマシーナリーともコラム

何度食べても食感と香りのギャップでバグる。

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 バーチャルYouTuber、マシーナリーとも子による不定期コラム第30回(連載一覧)。今回はとも子から「最近食べてる米の話がしたい」と連絡が来たので「おっ『天穂のサクナヒメ』かな?」と思ったら本当にリアルな米の話だったよという話です。

その池袋晶葉ちゃん情報いる?

ライター:マシーナリーとも子

徳で動くバーチャルYouTuber(サイボーグ)。「アイドルマスター シンデレラガールズ」の池袋晶葉ちゃんのファンやプロデューサーを増やして投票してもらうために2018年4月に活動開始。前世はプラモ雑誌の編集をしていたとも言われているが定かではない。現在は自分のグッズを売ったりライターやったりして糊口をしのいでいる。お仕事募集中。

YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/user/barzam154
wiki:https://wikiwiki.jp/mashitomo/
ポータルサイト:https://www.machinery-tomoko.com/

稲作が流行っているらしいので

 釘を食え! マシーナリーとも子よ。

 昨今、「天穂のサクナヒメ」の影響もあって稲作に興味を持つ人類が増えているね。毎日食べている米についてもこれまで以上に関心をもって食べるようになっているんじゃないか?

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 私も最近、遊び半分でいつもとちょっと違う銘柄の米を食べてたりしてたんだけどそんな中、衝撃的な米に出会ったので紹介するわ。

Amazon.co.jpのほか、生産元の田中農場公式Webサイトでも買える

 それがこれ。鳥取で開発された「プリンセスかおり」という米だ。その触れ込みはカレー専用米というもの。最初は誕生日プレゼントにもらったんだけど、あまりのおいしさ……いや、どちらかというと面白さが勝っているな。面白いんだよこの米。その面白おいしさにすっかりやられちゃって現在リピート中なのよ。

 さて、この米のどこがカレー専用米なのかというと、実はこの米……うるち米とバスマティライス両方の性質をあわせ持つんだな。

プリンセスかおり運命の血統(公式webサイトより引用)。最初こういう情報を知らないで炊いたら「めっちゃバスマティとかジャスミン的な香りする!!!」ってビックリした

 バスマティライスってのはインディカ米、まあ要するにタイ米とかのたぐいだ。日本で主に食べられてるうるち米と違ってあまり粘り気がなく、サラサラしている。まあ『美味しんぼ』の49巻あたりに出てくるアレだよ。そのなかでもバスマティライスとかジャスミンライスとかは香りが強くて「香り米」とも言われてるんだな。

 こいつらは日本の食卓で食うご飯として、焼き魚とか生姜焼きとかと一緒に食べてもいまいちうまくない。でもチャーハンとか、インドカレーとかビリヤニとか、あるいはガパオライスとかカオマンガイとかグリーンカレーとかに使うと抜群にうめえ。すんげー香りがいいんだよ。日本の米の上位互換の香り、って訳ではなくて全くカテゴリーの違う香りが漂ってくるんだよね。たまんないぞ。

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全然関係ないけどこないだシャオミの炊飯器買いました

 というわけで試しに炊いてみよう。バスマティライスとかジャスミンライスといったインディカ米は、日本の米のようにただ炊くのではなく、たっぷりのお湯でゆでたあと取り出して蒸らす「湯取り法」で作るとうまいといわれている。でもまあプリンセスかおりはまあふつうに炊飯器で炊いていい。っていうかインディカ米も別に普通に炊飯器で炊いても割とうまいです。めんどうって人類はやってみて。

シャオミの炊飯器はWi-Fiでリモート炊飯ができて面白いです。まあいつも家にいるからあんまり関係ないんだけど……

 ところでインディカ米は研がないで調理する方がおいしいといわれています。なんかヌカ? に香りが詰まってるとかそんな理由らしい。プリンセスかおりは無洗米じゃないから多分農家推奨的には研いだほうがベターなんだけど何回か試した結果「別に研がなくてもうめーな」って思ったので私は軽く洗うだけで炊いちゃってる。水の具合とかとそのまんまです。

炊飯器がひたすらいい香りを部屋に充満させるアロマ加湿器と化す。ずっと出しててくれんか?

 炊き始めてから30分くらいたつと、吹き出した蒸気で家の中がインディカ米の「あの香り」で満たされてきてテンションが上がる。うおおふだんウチで食ってるジャスミンライスの「ゴールデンフェニックス」と同じ香りだぁ!!!

特別シャオミに変えたからコメが立つとかそういうことはない

 炊けました。めっちゃいい香り。インターネットでは香りが伝えきれないのが悔しいよ。悔しかったら買って炊きな。

またどうでもいい話なんだけど、普段はラップでおむすび握るんだけど塩握りはやっぱぬれた手に塩つけて握った方がおいしいじゃないですか。でもラップ使わないとうまく三角に握れなくてコロコロしたおむすびになっちゃうんだよな。うまく握れないんだよな。ラップ使えばうまく握れるんだけど

 で、プリンセスかおりは最初から言ってる通りバスマティライスの香りを持ちながらうるち米の特性も持っているので非常に粘り気がある。粘り気があるのでインディカ米では不可能だった、おむすびが作れるんだッッッ!!!

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 興奮してくれ、バスマティライスやジャスミンライスのような香りを持ったおむすびだぜ。これはすごいことなんだ。グレート合体みたいなもんだ。塩にぎりにするとすごい。すごすぎる。これはもう米の刺身みたいな感じです。うますぎる。

永谷園のお茶漬けが大好き。こいつでおむすびを作ってもうまい
たこめしも作った

 プリンセスかおりでお茶漬けとかたこめしも作ってみたけど、うまいけどこいつらはちょっと香り的に米の香りと打ち消し合う感じがしてわざわざやる必要性は感じなかったかな。どちらかと言うと普通のお米みたいに、ハムエッグとか焼き魚とかと一緒に食べると「うおー! いつものご飯なのに米からいい香り!」ってテンション上がるよ。あああと、カレー専用米なのでカレーとも当然合います。うますぎる。

 そして何より何度食べても頭の中で食感と香りのギャップでバグるので面白すぎる。アハハハハ。アハハハハ。というわけで毎日の食事が面白くなるのでおすすめなお米です。食べてみてね。それじゃあな。

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