ニュース

着物の帯に「路線図」や「ミジンコ」 場面を選び過ぎな柄を販売する呉服屋さんが話題に、話を聞いてみた(1/2 ページ)

そこにはテクノロジーによって進化した呉服屋さんの姿がありました。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 着物といえば美しい柄で染められており、奇抜な柄は販売されていないというのが多くの人の共通認識のはず。しかし今、通常の柄に加えて、大変自由な柄の帯や和服を販売する呉服屋さんがあるのをご存じでしょうか。それが、デジナの運営するネットショップ「ゴフクヤサンドットコム」。

ゴフクヤサンドットコムの光学迷彩柄着物。和服で野戦を仕掛けるときには欠かせない
ミジンコ柄の帯。ミジンコを心から愛しているあなたに

 2020年10月には、中央線の路線図の描かれた帯の購入者がTwitterで「どこにつけて行っていいのかわからない帯です」という投稿が広く拡散され話題に。公式サイトでは、一面にフライドポテトが描かれた帯やUFOの資料が描かれた帯など、従来のイメージを打ち破り過ぎな和服が多数販売されています。

10月にバズった中央線路線図帯。電車内で着けていると便利(?)

 なぜここまで自由な柄で和服を作れるのか……と思いますが、その理由はTwitterの紹介文で以下のようにちゃんと書かれていました。

advertisement

自社開発のデジタルテキスタイルプリンターとシミュレートシステムを使って着物や帯を販売しています。 実際に製品を作らなくてもいいので、 サイトには5000種類以上のアイテム掲載中!

 そう、掲載されている柄の多くは、コンピュータのシミュレーター上で作られたもの。実物の制作は注文が入ってから初めて行われるため、どんなむちゃな柄でもサイト上に掲載できるわけです。

 これら奇抜なデザインはどのように始まり、どのように決めているのか。ゴフクヤサンドットコムに話を聞いてみました。

―― 変わったデザインの帯を始めたきっかけはどのようなものだったのでしょうか。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 大きくなったらかっこいいシェパードになると思っていたら…… 予想を上回るビフォーアフターに大反響!→さらに1年半後の今は? 飼い主に聞いた
  2. 「大物すぎ」「うそだろ」 活動中だった“美少女新人VTuber”の「衝撃的な正体」が判明 「想像の斜め上を行く正体」
  3. 川で拾った普通の石ころ→磨いたら……? まさかの“正体”にびっくり「間違いなく価値がある」「別の惑星を見ているよう」【米】
  4. 「こんなことが出来るのか」ハードオフの中古電子辞書Linux化 → “阿部寛のホームページ”にアクセス その表示速度は……「電子辞書にLinuxはロマンある」
  5. 高校生の時に出会った2人→つらい闘病生活を経て、10年後…… 山あり谷ありを乗り越えた“現在の姿”が話題
  6. ディズニーシーのお菓子が「異様に美味しい」→実は……“驚愕の事実”に9.6万いいね 「納得した」「これはガチ」
  7. プロが教える「PCをオフにする時はシャットダウンとスリープ、どっちがいいの?」 理想の選択肢は意外にも…… 「有益な情報ありがとう」「感動しました
  8. 「防音室を買ったVTuberの末路」 本格的な防音室を導入したら居住空間がとんでもないことになった新人VTuberにその後を聞いた
  9. 間寛平、33年間乗り続ける“希少な国産愛車”を披露 大の車好きで「スカイラインGT-R R34」も所有
  10. 「そうはならんやろ!」  おじいちゃん先生が鉛筆1本でトラを描いたら……あまりの急展開が1300万表示「なるほどわからんすごい」