【お料理初心者時代のやらかし】“スライム化したお好み焼き”を作ってから、混ぜる目安が載っていないレシピを信用しなくなった(1/2 ページ)
親切なレシピを見つけるのは大事。
ねとらぼ読者から、お料理の(今考えると)ありえない失敗をしてしまった体験談を伺う企画「お料理初心者だったころのミス、教えてください」。今回は「タネの混ぜ方が分からず、お好み焼きが“スライム化”した」というお話を伺いました。
連載:お料理初心者だったころのミス、教えてください
食事は毎日するもので、人生に失敗はつきもの。つまり、料理や食事は誰もがミスしてしまうもの。しかし、それで諦めてしまうのはもったいないので「いろいろな人からお料理でつまずいたポイントを伺って、暮らしのヒントにしよう」という企画です。
“混ぜる目安”のないレシピを信用しなくなったきっかけ
大学時代、一人暮らしをしていたころの話です。実家ではほとんど料理しておらず、卵焼き、カレーくらいなら下限でも“食べられないほどにマズくはならない”程度のレベルでした。
ある日、お好み焼きを作ろうと思い、タネを用意しました。
―― こだわりだすと奥が深いようですが、初心者でも作りやすいメニューですよね。
しかし、当時は料理で液体を混ぜるといえば、ホイップとか「いっぱい混ぜとけばええやろ」という認識しかなくて。
タネの入ったボウルを抱え、泡立て器で「がしがし」と擬音がつきそうな感じで、10分以上混ぜていたと思います。「角が立つまで頑張ろう」と時間を気にせずにやっていたので、もしかしたら20分くらいたっていたかもしれません。
当然、角が立つはずもなく、焼いても膨らまず。スライム化してしまったというか、“白くて半透明なゲル”のような仕上がりになり、食べようとしても噛(か)みきれませんでした。
―― 生クリームはそういう立て方をしますが、お好み焼きの場合、グルテンが出て粘りが強くなってしまいますからね……。
後で「お好み焼きのタネはできるだけ混ぜないほうがいい」と分かったのですが、「具体的にはどうすりゃええんや!」と頭を抱えました。
―― 良くないやり方だったことは分かったけど、良いやり方は分からないまま、という。
幸い、お好み焼き粉セットのパッケージに混ぜる回数が書いてあって、リベンジ成功した―― というのは後日談。あのときの反省として「作ったことのないものはレシピを探してから」「混ぜ方を回数・時間・混ぜものの様子で、ある程度分かりやすく説明していないレシピは信用しない」を続けております。
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