ニュース

「レビン」が復活している!? 「IZOA」って何だ? 見たことあるようで見たことない「中国向けトヨタ車」の世界(1/2 ページ)

レビンは今なお健在です、中国で。

advertisement

 国や文化が違えば、好まれるクルマ、売れ筋のクルマも変わってきます。


海外には見たことあるようで見たことがない日本車もある……?

 皆さんご存じの世界的自動車メーカーも、世界各国で同じ車種を売っているかというと、実はそうではありません。万国共通のブランド価値やステータスがある高級車や嗜好性の高いスポーツカーならばともかく、数を売る大衆車はそれぞれのマーケットに合わせて販売しています。

 そのため、海外で日本車を見かけて「おっ」と目で追ってみると、「見たことあるけど何か違う?」ということもあります。今回はそんな知られざる海外向け日本車、ちょっと珍しい「中国市場向けのトヨタ車」を紹介します。

advertisement

「レビン」は今なお生き続けている──中国で

 まずはこちら。「レビン」です。昭和世代はハチロクとかキューニーの? などと想像してしまう、あの名車です。


中国市場向けセダンとして「レビン」が復活していた(写真:志田原真俊、以下同)

 この往年のカローラ系スポーツバリエーションモデルに与えられていた車名は、実は中国市場向けセダンとして今なお生き続けています。キーンルックで最近のトヨタ車らしい顔つき。写真のプラグインハイブリッド車のほか、1.2リッターのガソリンエンジン車もあります。

 中国版レビンはカローラ セダンの兄弟車です。


兄弟車となる中国市場版のカローラ

 フロントフェースやテールランプのガーニッシュ形状などは違いますが、全体的にはそっくりで、どちらもイマドキなトヨタ車デザインという印象です。

 でも、これだけよく似たクルマがなぜ2車種もあるのでしょう。それぞれ別の会社が生産・販売するモデルだからです。「レビン」は広州汽車との合弁会社である広汽トヨタ、「カローラ」は第一汽車との合弁会社である一汽トヨタが作っています。そう、兄弟車としての「カローラ」と「スプリンター」ではなく、聞き慣れていた「カローラ レビン」でもなく、中国市場ではそれぞれ別の車名になってしまっています。

advertisement

 ちなみに日本市場向けの現行(12代目)カローラも、4ドアセダンと5ドアワゴンのカローラ ツーリング(関連記事)、5ドアハッチバックのカローラ スポーツ(関連記事)と、多車種で展開しています。日本での「レビン」復活はあるのでしょうか?(ないですかね……)


(参考)日本市場向けの現行カローラ セダン(画像:トヨタ自動車)

(参考)カローラ ツーリング(画像:トヨタ自動車)

(参考)カローラ スポーツ(画像:トヨタ自動車)

(参考)タイで販売するカローラの小型SUVカローラ クロス(画像:トヨタ自動車)
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  3. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  4. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  5. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に【大谷翔平激動の2024年 「お菓子」にも注目集まる】
  6. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】
  7. 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  8. 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  9. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  10. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」